日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

イネ科

チヂミザサ(イネ科)

チヂミザサがたくさん花を咲かせていた。名前は笹のような葉が縮れて波打っていることから(写真ではわかりづらいが)。いわゆるひっつき虫の一種で実から出る粘液によりくっつく。この時期山に入るといつの間にか付いており、強くくっついているわけではな…

チカラシバ(イネ科)

チカラシバがあちこちでブラシの様な大きな穂を出している。名前は引きちぎったり抜いたりするのに非常に力を要することに由来しており、厄介な雑草の一つである。穂はフサフサで触り心地がよく、握ると手からすり抜けるように動いて面白い。 ~こちらの記事…

ジュズダマ(イネ科)

ジュズダマが実を付けていた。昔は河原などあちこちで見かけたが最近はあまり見かけていない気がする。(実の中央にある花柱?を切れないように上手く抜くと)中央に穴が開き、糸で繋げてその名の通り数珠を作る。ハトムギは本種の食用品種を指す。 ~こちら…

セイバンモロコシ(イネ科)

よくみられる大型のイネ科の雑草。日本全国に広く分布し繁殖力が強くススキなどの在来種や農作物への影響が懸念されている厄介な奴。葉は厚くしっかりしておりトウモロコシにも似ている。若葉に青酸が含まれるため牧草にも向かないらしい。 ~こちらの記事も…

カゼクサ(イネ科)

大きなイネ科の雑草が花を咲かせていた。カゼクサと言い、風向きを知ることができるという意味の中国名・知風草から来ているそう。特に特徴の無い雑草だが、名前はちょっとおしゃれだ。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

シマスズメノヒエ(イネ科)

雑草としてよく見かける草。名前はヒエより小さく小笠原諸島で発見された、または縞模様に見えることから。黒いしべの部分が虫のように多足の見えてたまにゾッとしてしまう。家畜が好んで食べ牧草として利用されることもある。 ~こちらの記事もおすすめ~ a…

ススキ(イネ科)

ススキがたくさん穂を伸ばしていた。まだ綿毛が開いていないためシュッとしていないが仲秋の名月の頃には良い感じになっていることだろう。まだまだ暑い日が続くが秋を感じさせてくれる植物が着実に増えてきており、秋はすぐそこだと感じる。 <10/1追記>青…

ササガヤ(イネ科)

メヒシバに似た花穂をつける。もう少し大きくなるとまさにイネ科の雑草という感じだが、小さいうちは笹に似ている。涼やかな葉っぱで庭に少し生える分には良いが、大きくなって穂が出てくると途端に雑草感が出てくる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.h…

メヒシバ(イネ科)

草むらにメヒシバが群生している。名前はオヒシバと似ているが細いことから。どこにでも生えて厄介な雑草でもあるが、穂を使って引っ張り合いや飾りを作るなど草遊びの道具としても親しまれている。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com ash…

オヒシバ(イネ科)

オヒシバが道の真ん中に陣取っていた。名前は、日向に生える芝でメヒシバより太いことから。かなりしっかり根が張り、草引きの時は大変だが、大きな株をきれいに抜けると少し気持ちが良い。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com ashito2.hat…

オカメザサ(イネ科)

公園の生け垣に植えてあるオカメザサがたくさん新芽を出していた。名前は酉の市でおかめのお面などを吊していたことに由来するらしい。ちなみに節の皮が脱落するものを竹、付いたままのものを笹と呼ぶらしく、オカメザサは脱落するので正確には竹に分類され…

エノコログサ(イネ科)

あちこちでエノコログサが穂を伸ばしてきている。猫じゃらしといった方が聞きなじみがあるかもしれないがそちらは俗称で、和名はエノコログサで、猫では無く犬の尻尾に似ていることから「犬っころ草」がなまった物とされている。粟の原種とされ某人気マンガ…

ヒメコバンソウ(イネ科)

小さな草の実がたくさん付いていた。近づいて見てみると、以前ご紹介したコバンソウにそっくりだ。それもそのはず、ヒメコバンソウという近縁種だそう。形は三角形をしておりコバンソウとは異なる。スズガヤとも。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.haten…

クサヨシ(イネ科)

湿地にイネ科っぽい花が咲いていた。調べてみるとクサヨシではないかと思う。アシ(ヨシ)とは同じイネ科ではあるが違う属に属している。ちなみに幻覚剤の成分を含む有毒植物らしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

チガヤ(イネ科)

この時期あちこちで見かける白い穂。チガヤといい、成熟するとふわふわは綿毛となる。風が強い日には当たりに白い綿が漂う。根から他の植物の生育を抑制する物質を放出するアレロパシーにより群生する。世界最強の雑草という称号もあるそう。 ~こちらの記事…

コバンソウ(イネ科)

この時期変わった実の形が目につく雑草。実の形が小判に似ていることから名前がついた帰化植物。アサ科のホップにも少し似ているような気がする。個人的にはカメムシなどの虫にも見えてちょっとぎょっとする。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadia…

ライムギ(イネ科)

緑肥として植えられたライ麦が晴天の下のびのびと育っていた。周辺にはコムギやオオムギも植えられていたがライ麦が最も大きく育っていた。元気の良いライ麦と青空の相性が最高だ。 <5/20追記>ライムギがたわわに実っていた。濃い緑色だった葉は薄黄色にな…

アシ(イネ科)

アシの名は「悪し」に繋がることからヨシとも呼ばれる。空洞の茎は様々な利用法があり、古くから重宝されてきた。根から他の植物の生育を阻害する成分を放出するアレロパシーによって水辺に群生地を作る。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.c…