日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ユキワリソウ(サクラソウ科)

小石川植物園にて。ユキワリソウの花が咲いていた。ミスミソウのことを別名雪割草と呼ぶこともあるが、和名としてはこちらがユキワリソウ。園芸品種のサクラソウにも似た形をしており、かつ園芸種にはない野性味もありかわいらしい。 ~こちらの記事もおすす…

チシマギキョウ(キキョウ科)

小石川植物園にて。大好きなキキョウ科の花が咲いていた。ホタルブクロのように細長い袋状をしている。千島列島で最初に採取されたことが名前の由来。いつまで見ていても飽きないかわいらしさがある。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com a…

シラタマノキ(ツツジ科)

小石川植物園にて。シラタマノキというおいしそうな名前の植物があった。その名の通り白玉のような真ん丸で真っ白な実をつけていた。最初はツツジ科の花の形に似ているということもあり白いものは花かとも思った。実は食べられるが湿布のような匂いがするそ…

ビランジ(ナデシコ科)

小石川植物園にて。冷温室にナデシコ科らしいピンクのかわいらしい花が咲いていた。山地の岩場に生えるそうで、変わった名前だが由来は不明。山に行ってこんなかわいらしい花を見かけたら感動しそうだ。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

オオハンゲ(サトイモ科)

小石川植物園にて。ハグロソウの隣にオオハンゲが咲いていた。葉は三つ葉のような形をしている。花は同じサトイモ科のカラスビシャクによく似ている。名前はカラスビシャクの漢名が「半夏」で、それに似て大きいことに由来する。カラスビシャク同様薬用に用…

ハグロソウ(キツネノマゴ科)

小石川植物園にて。林床にひっそりとキツネノマゴ科らしき花が咲いていた。おそらくハグロソウではないかと思われる。名前の由来にもなっている通り葉は暗緑色をしている。対象的に明るい色の花がとてもかわいい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.haten…

タイワンニンジンボク(シソ科)

小石川植物園にて。林の中にタイワンニンジンボクが花を咲かせていた。日陰のせいもあってか以前ご紹介したセイヨウニンジンボクよりもひょろっとして花の密度も低いが、こちらの方が風情を感じる。大きな木だが花はよく見るとシソ科らしい。実が薬用にも用…

クサレダマ(サクラソウ科)

小石川植物園にて。オカトラノオの近くにクサレダマも咲いていた。花穂の形は違うが、同じサクラソウ科オカトラノオ属だけあって葉や花の形はそっくりだ。名前はマメ科のレダマという植物に花(形ではなく色?)が似ている草ということらしい。硫黄草の別名…

オカトラノオ(サクラソウ科)

小石川植物園にて。オカトラノオが咲き始めていた。名前に違わぬ見事な花穂だ。まだ根本しか開花していなかったが全体が開花すると太さとふんわり感が増しより虎の尾っぽくなるだろう。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com ashito2.hatenad…

ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)

小石川植物園にて。薬草園にウマノスズクサが花を咲かせていた。食虫植物のような特徴的な花の形をしており、花の根元の丸みが馬の首にかける鈴に似ていることが名前の由来にもなっている。臭いにおいで細長い花の奥までハエを誘導するらしい。根などが薬用…

フジアザミ(キク科)

小石川植物園にて。冷温室の前に大きなフジアザミが生えていた。富士山周辺に多く分布することから名付けられたそう。まだ花は咲いていなかったが大きな蕾がいくつも上がってきている。葉の淵は棘があるが全体的にまだアザミらしい刺々しさはない。 ~こちら…

オミナエシ(オミナエシ科)

小石川植物園にて。オミナエシが見ごろを迎えていた。秋の七草の一つだがこれは旧暦に由来するもので、夏のうちから花を咲かせる。小さな黄色い花がかわいらしい。漢字では「女郎花」と書き、「男郎花」というものも存在する。香りはあまりよくないそうで別…

ウド(ウコギ科)

小石川植物園にて。ウドの花が満開だった。同じウコギ科のヤツデに花や実がそっくりだ。スズメバチなど昆虫が集まりやすい花だがこの日は空席だった。山菜として非常に有名。「独活の大木」ということわざは、ウドは大きく成長するが、大きくなると食用には…

ダンドク(カンナ科)

小石川植物園にて。ダンドクの鮮やかな花が咲いていた。園芸種のカンナの原種の一つとされており、インドの檀特山が名前の由来だそう。根茎から澱粉を採って食用にされるらしい。花は小さめだが原種とは思えないほど美しい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ash…

ミズカンナ(クズウコン科)

小石川植物園にて。花自体はほぼ咲き終わっていたがミズカンナが花穂をたくさん伸ばしていた。花弁以外も紫色をしているため、遠目にはまだ花が咲いているようにも見える。この時期水辺は蚊がたくさんいて長時間いることは避けたいが涼しげな雰囲気である。…

シカクヒマワリ(キク科)

小石川植物園にて。ひょろっとしたヒマワリのような花が見ごろを迎えていた。茎が四角くヒマワリに似ていることからシカクヒマワリと名付けられたそう。ヒマワリ同様大きな葉と高い背丈、元気いっぱいの黄色い花が夏の花らしくてかわいらしい。 ~こちらの記…

クサノオウ(ケシ科)

道端に黄色なかわいい草が花を咲かせていた。花や実の感じからアブラナ科かとも思ったがケシ科のクサノオウというらしい。「草の王」ではなく、黄色い液が出るため「草の黄」、または薬効から「瘡の王」というのが由来らしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ a…