日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

キツネノボタン(キンポウゲ科)

山道でキツネノボタンの可愛らしい花が咲いていた。家の近くに生えていたものがキツネノボタンではなくウマノアシガタだと最近気がついたが、こちらは種の先端が鉤爪状になっており、葉も完全に3つに分かれた複葉となっているのでキツネノボタンで間違いなさそうだ。この葉の形が牡丹に似ていることから名付けられたそう。

日当たりの良い斜面ではウマノアシガタが大きく堂々と生える一方で、日陰の山道ではキツネノボタンが小さくひっそり咲いており、力関係の一端を見た気持ちだ。

 

 

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スイセンアヤメ(アヤメ科)

スパラキシスとも。柔らかな白い花弁と中央の黄色のバランスが良く可愛らしい。他の色の品種もあるそうだが、身近ではこの色のものを多く見かける。

 

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アマドコロ(キジカクシ科)

アマドコロの花が見頃を迎えている。花が吊り下がる様子や花弁の先が薄っすら緑がかっているのが可愛らしい。同じキジカクシ科のナルコユリイヌサフラン科のホウチャクソウにも似ているが、茎が角ばっていることや花の付け根の形などで区別できる。名前は根茎がヤマノイモ科のトコロに似ており、甘みがあることに由来しているらしい。

 

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コナスビ(サクラソウ科)

ヘビイチゴの黄色い花に混じって咲いている草を見つけた。調べてみるとコナスビというらしい。ナスビと付いているがオカトラノオの仲間とのことで、実が小さい茄子のように見えることから名付けられたそう。小さいがとても可愛らしい花だ。


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ワラビ(コバノイシカグマ科)

今シーズン最後のワラビを採ってきた。多くが葉になっており、遅れて生えてきた若いものだけを収穫した(少し成長し過ぎのものもあるが)。卵とじにして食べるのが毎年楽しみで、山菜の中でも特に好きだ。葉からたくさん栄養を蓄えて来年もまた楽しませてほしい。

 

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ナガバタチツボスミレ(スミレ科)

山の中でひっそりと咲くスミレを見つけた。タチツボスミレかと思ったが葉の形が茎の上ほど細長くなっており、調べた限りではナガバタチツボスミレではないかと思う。暗い林の中でひとり虫が来るのを待っているかと思うと切なさを感じる美しい花だ。

 

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モウソウチク(イネ科)

今年もタケノコが収穫のピークを迎えている。自宅の山では毎年たくさんタケノコが採れ楽しみにしている。出始めの頃は猪に食べられがちだがピーク時は猪も食べ飽きている。そこまで整備した竹林ではないため斜面で石や竹の根もあり非常に掘りにくいが、苦労して掘ったタケノコの味は最高だった。

 

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モモイロキランソウ(シソ科)

普通のキランソウの隣にひとかたまりだけピンク色のキランソウが生えていた。調べてみるとモモイロキランソウという変種らしい。形はキランソウと全く同じだが、色が変わるだけで印象がガラっと変わって可愛らしい。

 

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ゲンゲ(マメ科)

レンゲとして知られているが和名はゲンゲ。昔は撮影した場所に群生していたが、今年は一輪しか咲いていなかった。形はマメ科らしいが、色合いがなんとも言えず美しく、群生している様は圧巻だが、一輪だけでも見とれてしまう。マメ科であり田んぼに混ぜ込む緑肥作物としてかつては多く植えられていたが、近年では少なくなってきている。レンゲのハチミツは絶品。

 

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オニノゲシ(キク科)

特大のオニノゲシを見かけた。ノゲシとよく似ているが、鋸歯の先端が鋭い棘となっており、全体的に刺々しい印象。また、ノゲシは葉の基部が後ろに三角形に突き出すそうだが、オニノゲシは丸く茎を包み込むようになる点も異なるらしい。ここまで大きい個体(1mくらい?)だと邪魔な雑草ではあるが感心してしまう。

 

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ヒメスミレ(スミレ科)

道端でスミレを見かけた。ノジスミレやスミレかとも考えたが、葉柄に翼がないこと、花の側弁の内側に(写真では分かりづらいですが)毛が生えていること、距と呼ばれる花の後ろに突き出した部分の色が花弁と異なること、葉がほこ形をしていることからヒメスミレだと思う。スミレは種類の判別が難しいがおかげでよく観察することとなりこれはこれで楽しい。

 

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ツメクサ(ナデシコ科)

ツメクサがあちこちの道端でひっそりと花を咲かせている。地を這うように生え、花も非常に小さいため目に留まることは少ないかもしれないが、ナデシコ科らしいかわいらしい花だ。ノミノツヅリなどと花はそっくりだが、名前の由来になっている通り鳥の爪のように細長い葉を持つ。ちなみにクローバーもツメクサと呼ばれるが、こちらが「爪草」なのに対しクローバーは「詰草」なので意味が異なる。

 

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ジューンベリー(バラ科)

ジューンベリーの白いかわいらしい花が咲いていた。和名はアメリカザイフリボクというらしい(サイフリボクは花を采配に見立てたらしい)。ジューンベリーの名の通り6月に赤い実をつけ食用になる。

 

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ムベ(アケビ科)

ムベの花が見頃を迎えている。以前ご紹介したアケビの仲間で実も花もそっくりだが、花の様子は大きく異なり、アケビとはまた違ったかわいらしさがある。またアケビと異なり常緑で実は割れない。アケビと同様おいしく頂ける。

 

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ノハラムラサキ(ムラサキ科)

別記事であげた「キュウリグサ」と同じムラサキ科の雑草で花もよく似たかわいい青色の花を付ける。キュウリグサと違いロゼット葉を付け、やや青色が濃く、花の中心に白い5本の放射状の膨らみがあることが特徴。

 

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