日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の植物図鑑~懐かしい草花~

田舎育ちの私が身近で見かけた草花や木花、野菜などについて紹介しています。

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

カキドオシ(シソ科)

斜面にカキドオシがたくさん咲いていた。雑草にしては大きい花が目を引く。薄い紫色に濃い紫の斑点模様が何ともかわいらしい。ハエドクソウ科のムラサキサギゴケやトキワハゼなどと花の形は似ているが、葉の感じはシソ科らしさを感じる。長い走出枝が垣根を…

オヘビイチゴ(バラ科)

田んぼの畔にオヘビイチゴがたくさん咲いていた。ミツバツチグリやキジムシロ、ヘビイチゴなど似た植物がたくさんあるが、葉が5つの小葉からなることなどから区別できる。オヘビイチゴのオは「雄」で、ヘビイチゴより大きいことを意味しているそう。他のキク…

フリージア(アヤメ科)

フリージアが美しい花を咲かせていた。いくつもの花が連なって咲く姿が独特で華やかだ。花が似ていることから菖蒲水仙、花の色から浅黄水仙、香りから香雪蘭など多くの別名があるそう。球根で冬を越して春に同じ場所に芽を出すので毎年咲くのを楽しみにして…

ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)

ネコノメソウの種が出来ていた。葉の形や葉が対生ではなく互生であることからヤマネコノメソウだと思われる。目立つ植物ではないが、独特な形はやはり目を引く。トウダイグサにも似ている印象。ユキノシタ科と言うのは少し意外かもしれない。 〜こちらの記事…

ヒナギク(キク科)

デージーとも。細く繊細な花弁が無数に伸びる姿が美しい。品種も様々あり、品種によって雰囲気や印象が大きく異なる。写真のようなもこっとしたものもかわいらしいが、個人的には花が平らなタイプの方が好みだ。 〜こちらの記事もおすすめ〜 ashito2.hatenad…

カナメモチ(バラ科)

カナメモチがきれいな赤色の葉と共にかわいらしい花を咲かせていた。新葉が赤色をしていることからアカメモチとも呼ばれ、レッドロビン(ベニカナメモチ)と呼ばれるカナメモチとオオカナメモチの交雑種が生垣によく植えられている(おそらく写真もレッドロ…

セイヨウカラシナ(アブラナ科)

道路脇に大きなアブラナ科の植物が生えていた。アブラナかとも思ったが、葉が茎を抱いていないことからカラシナの仲間と思われ、おそらくセイヨウカラシナではないかと思う。アブラナは種子から油を採るのに対し、カラシナは種子が辛子になる。西洋と付いて…

ハーデンベルギア(マメ科)

近所の家の生け垣で、ハーデンベルギアが見頃を迎えていた。写真のものは白花で真っ白な花が蔓に鈴生りになっていて雪が降ったようにきれいだった。和名ではヒトツバマメやコマチフジと呼ばれ、マメ科特有の花の形をしつつも、小さな胡蝶蘭のような優雅さが…