日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

アルチルベ(ユキノシタ科)

夏に植物園で撮影。写真は園芸品種だが、チダケサシなど近縁種が日本の野山にも自生している。ユキノシタ科というのも意外だ。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

アスパラ菜(アブラナ科)

秋に撮影。アスパラと名が付くが、アスパラガスとはなんの関係もなく、食感と甘い風味がアスパラガスに似ていることから名付けられたそう(実際には似ているとは感じなかったが)。菜の花のように伸びてきた花芽を食べるが、菜の花のように苦くなく食べやす…

ニオイバンマツリ(ナス科)

夏に撮影したもの。咲き始めは濃い紫色で、次第に薄くなっていき最後は白色となり、写真のように2色咲いているように楽しめる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ウラジロ(ウラジロ科)

お正月のしめ飾りに使うことでも有名なウラジロ。他のシダ植物と似ているが、その名の通り裏が白いこと、日当たりの良い斜面を好むこと、そして何より翼のような一対の葉の中央から縦に茎が伸び、更に翼のような葉を付けていき、葉が段のように積み重なって…

ゼンマイ(ゼンマイ科)

山菜として有名なゼンマイ。先端がゼンマイ状に巻いた若芽を食用とするが、そのまま成長すると写真のような大きな葉となる。1枚目の写真は栄養葉、2枚目の写真は胞子葉と呼ばれる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

オオバノハチジョウシダ(イノモトソウ科)

写真からは伝わらないが全長1m以上あり、大きなものでは2m近くなる大型のシダ。このシダの群生地はまるで恐竜の時代のように感じる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ハイゴケ(ハイゴケ科)

こちらも非常にポピュラーな苔。這うように生えることから名付けられた。苔テラリウムに使用したり、園芸用に売られていたりもする。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

スナゴケ(ギボウシゴケ科)

非常にポピュラーな苔であるが、改めてアップで見るととても美しい外観をしている。苔玉などにもぴったり。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ホラシノブとそれと似たやつ(ホングウシダ科)

紅葉している方がホラシノブで葉の先端が丸いのが特徴。もう一方は、ホラシノブに似ているが葉の先端は丸くない。葉は薄く柔らかく、分岐の多い葉の模様は繊細で美しい。着生のシダ植物である「シノブ」に似ているが別の科であり、ホラは洞で洞窟の様な湿っ…

アレチノギク(キク科)

その名の通り荒れ地などによく見られる繁殖力の強い雑草。写真は蕾だが、咲いても壺状の形をしており花弁は目立たない。種は綿毛をたくさんつける。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

マンリョウ(サクラソウ科)

別記事で紹介した十両(ヤブコウジ)の仲間で、十両や千両よりもつける実が多い(千両はサクラソウ科でない別の仲間)。お正月の縁起物。 <7/9追記> マンリョウが花を咲かせていた。赤い実のイメージはあるが意外と花を見た記憶は少ない。よく見ると花弁や…

イヌガラシ(アブラナ科)

イヌの名が付いているように、からし菜に似ているが食用には向かない(食べられなくはないそうだが)。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

アシ(イネ科)

アシの名は「悪し」に繋がることからヨシとも呼ばれる。空洞の茎は様々な利用法があり、古くから重宝されてきた。根から他の植物の生育を阻害する成分を放出するアレロパシーによって水辺に群生地を作る。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.c…

ダイコンソウ?(バラ科)

葉の付き方や形からおそらく花が散ったあとのダイコンソウ(の仲間)ではないかと思われる。根本の葉は確かに大根のようだ。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ノゲシ(キク科)

ケシと名は付くがケシとは全く別の種で、葉がケシに似ていることから名付けられたそう。花はタンポポに似ており種も綿毛である。中空で高くトウが立つため、子供の頃はよく棒などで切って遊んでいた。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ヒメジョオン(キク科)

よくハルジオンと間違われるが、葉の根本が茎に抱きつくように付いているのがハルジオンで、写真のように茎からすっと葉が出ているのがヒメジョオンである。その他様々な見分け方(茎が中空かなど)があるためぜひ一度比較してみていただきたい。 ~こちらの…

タネツケバナ(アブラナ科)

葉だけ見ると春の七草のセリに似ているが、セリが田んぼ脇など水辺に生えるのに対して、こちらは道端にも生える。また葉も中心部からロゼット葉として伸びる。正確な種としてはミチタネツケバナかオオバタネツケバナ、ミスタネツケバナかもしれない。 ~こち…

コケなど(いろいろ)

どれもよく目にするものだが、改めて見ると引き込まれるものがある。近年苔テラリウムが人気になっているのも頷ける。切り株の上にコケが生え、更にそこから小さな木の芽が出ている姿は、生命の循環や再生を感じさせてくれる。 ~こちらの記事もおすすめ~ a…

ケゼニゴケ(アズマゼニゴケ科)

ゼニゴケの仲間だが毛が生えているのが特徴。苔テラリウムなどでもよく利用される。普段あまり注目してみることは少ないが、よく見ると意外とかわいい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ジャゴケ(ジャゴケ科)

ヘビの鱗のような外観からジャゴケと名付けられた。人によっては気持ち悪いと思うかも知れないが、好きな人にはたまらない一品。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

シイタケ(キシメジ科)

植物ではないが。写真は原木に植菌したものだが、天然に生えることもある。雨の後は急激に大きくなるので収穫には注意が必要。原木は徐々にスカスカになっていくため、何年かで椎茸は生えなくなるが、かなりスカスカボロボロになっても生えてくるため意外と…

ガーベラ(キク科)

人気の花卉で、多くの品種が開発されている。細長い茎があるため切り花として利用されることも多い。派手で長い周縁の花弁も美しいし、中心部の細かい模様も引き込まれる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ロベリア(キキョウ科)

ルリミゾカクシとも呼ばれる。キキョウ科だかキキョウとは似ていない。しかしキキョウのような鮮やかな青系色が美しい。花は一つ一つは小さめだが、同時期に密集して咲くためインパクトがある。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

パンジー(スミレ科)

言わずと知れた園芸花卉のど定番。あの小さなスミレが(原種は日本のようなスミレではないかもしれないが)、品種改良でここまで変わると思うと、品種改良の凄さを感じる。中心部付近の模様はネクターガイドとして昆虫に蜜の在処を知らせて受粉を促すための…

ペチュニア(ナス科)

栽培しやすく花もたくさんつける人気の花卉。ナス科と聞くとびっくりする方もいるかもしれない。様々な色や形の品種が開発されており、様々なバラエティが楽しめる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ゼラニウム(フウロソウ科)

四季咲きでいつも美しい花を見せてくれる人気の園芸品種。分類が途中で変更になってややこしいことになっているらしい。まあ気にする人はいないだろうが。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ニホンスイセン(ヒガンバナ科)

日本の美しい花の一つ。ラッパスイセンの様に一つの大きな花が咲くスイセンもあるが、個人的にはニホンスイセンのような小さなものの方が好み。雪が積もった姿もまた美しいが、重みで折れてしまうことも。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.c…

すずな、すずしろ(アブラナ科)

春の七草繋がりで一応ご紹介。「すずな」がカブで「すずしろ」がダイコンとされる。おいしい。これ以上の説明はいりますか? ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

チチコグサモドキ(キク科)

春の七草の「ごぎょう」であるハハコグサに似たチチコグサに似ていることから名づけられた。ハハコグサより白いふわふわが少なく、花も黄色くないのが特徴。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

オニタビラコ(キク科)

春の七草・ホトケノザとして知られるのは、こちらの近縁種であるコオニタビラコ。ロゼット葉の中心に細長い花芽が伸び、先端にタンポポのような花をつける。オニはタビラコより大きいという意味だが、コオニタビラコはオニタビラコより小さいという意味でつ…