日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

キジカクシ科

キチジョウソウ(キジカクシ科、ユリ科)

花が咲くと縁起が良いといわれることから「吉祥草」と呼ばれるそう。細長い花茎が伸びて秋口に同じキジカクシ科のヒヤシンスにも似ているような花を咲かせる。花が咲いた後にできる赤く丸い実もかわいらしい。 <11/5追記>キチジョウソウの花がひっそりと咲…

ツルボ(キジカクシ科)

ツルボがたくさん咲いていた。小さい花だがよく見るととてもかわいらしい。この時期隠れていた球根からあちこちで花を咲かせており、初秋を感じさせる。色は違うが一瞬ネジバナかとも思った。別名サンダイガサともいい、これは公家が参内する際に使う傘に似…

ヤブラン(キジカクシ科)

ヤブランの実が少し残っていた。夏にムラサキの花を細長い花茎に付け人々を楽しませてくれる。葉がランに似ていることからランの名が付くが、ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)などと同じキジカクシ科の植物だ。 <9/4追記>ヤブランのかわいらしい花があちこちに…

ノシラン(キジカクシ科)

ノシランがきれいな青色のみをつけていた。どこかで見たことがあるような気がしたが、同じキジカクシ科のジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の実と全く同じ色だ。個人的にはあまり美味しくなさそうな色だが、動物たちは運んでくれるのだろうか(エサの少ないこの時…

ギボウシ(キジカクシ科)

名前は蕾の形が橋神社などに付いている擬宝珠に似ていることから名付けられたそう。若芽や若葉は食用とでき山菜として日本各地で食されている。葉が斑入りの物も園芸用に広く栽培されている。初夏に咲く花は涼しげで美しい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ash…

オオバジャノヒゲ(キジカクシ科、ユリ科)

花や葉の形はジャノヒゲそっくりだがその名の通り、葉もそして花も特大だ。ジャノヒゲと同様にノシランのような大きな青い実をつける。ジャノヒゲは葉の中に隠れるように花をつけることが多いが、こちらは花がとても目立っておりかわいらしい。 ~こちらの記…

オリヅルラン(キジカクシ科)

プランターのオリヅルランが咲き始めた。真っ白な花弁と黄色い葯がかわいらしい。ランと付いているがラン科ではなくキジカクシ科である。写真のようにランナーの脇から花を咲かせ、ランナーの咲きには名前の由来にもなっているように子株が折り鶴のように付…

オモト(キジカクシ科)

蕾のようだがこの状態で花が咲いている状態。この後赤い実がマムシグサのようにトウモロコシ状についたものを見たことがある方もいるかもしれない。名前は、株が大きいことから「大本」と呼ばれたことに由来している、赤い実を赤子に見立てて「母人」に由来…

スズラン(キジカクシ科)

スズランが軒先で咲いていた。その名の通り鈴のような丸くかわいらしい花がたくさん付いている。見た目のかわいらしさに反して、某ゲームや某推理小説にあるように有毒な植物としても有名。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ヒヤシンス(キジカクシ科)

人気の花卉の一つ。水耕栽培でも楽しめる。多くの園芸品種があり長く人々に愛されている。同じキジカクシ科のムスカリなどと似ているように思う。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ムスカリ(キジカクシ科、ユリ科)

ムスカリがきれいな青色の花をたくさん咲かせていた。少し遠くから見ても可愛く、近くで見ても一つ一つの花が可愛い。先端がわずかに白っぽい所もまた良い。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

アオノリュウゼツラン(キジカクシ科)

公園にとても大きなリュウゼツランが植えられていた。正式にはアオノリュウゼツランというそう。「ラン」と付いているがラン科ではない。アガベとも呼ばれる。数十年に一度花を咲かせて枯れることで有名で、花が咲いた際にはよくちょっとしたニュースになっ…

タマリュウ(キジカクシ科)

ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の園芸品種で、葉が短く丸くなるためタマリュウと呼ばれる。被覆植物(カバープランツ)として重宝される。 <7/9追記>タマリュウの花が咲いていた。この時期様々なキジカクシ科の植物が花を咲かせている。あまり目立たないがよ…

ジャノヒゲ(キジカクシ科)

蛇のヒゲのような葉っぱから名付けられたのだろう。私の地方ではリュウノヒゲと呼ぶ。葉も独特だが、何よりその実は自然界の物とは思えないほど鮮やかな青色をしている。この実は中に核がありその周りを柔らかな果肉が覆っている。この実を細竹に詰めて押し…