日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の植物図鑑~懐かしい草花~

田舎育ちの私が身近で見かけた草花や木花、野菜などについて紹介しています。

モクセイ科

トウネズミモチ(モクセイ科)

幹線道路沿いにトウネズミモチが咲いていた。一斉に咲いた花は圧巻でとてもきれいだ。ネズミモチに似ているが、最後の写真のように葉を日に透かすと葉脈が透けて見えるのが特長だそう。大気汚染に強く、戦後の都市開発の際に道路沿いの多く植えられたそう。 …

オリーブ(モクセイ科)

オリーブの花がそこかしこで咲いていた。花に混じってカップ状のものもあったがこれは雄花の萼の部分のようだ。花はモクセイ科らしい形でギンモクセイにも似ている。雌雄異株ではないが、両性花と雄花の2種類の花があり、かつ自家不和合性(自分の花粉では受…

ハゴロモジャスミン(モクセイ科)

ハゴロモジャスミンが正に羽衣のようにたくさん咲いていた。「香りの王様」と呼ばれるジャスミンの一種だけあって、周囲にはとても良い香りが漂っていた。花や蕾の形はライラックやソケイに似ている。蔓性の植物で写真のようにフェンスなどに這わせることが…

コミノネズミモチ(モクセイ科)

生垣の木が小さいかわいらしい花を咲かせていた。ネズミモチに似た黒っぽい小さい実をつけることから名づけられたそう。別名セイヨウイボタともいい、ネズミモチ同様その果実は生薬として利用できるそう。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.c…

キンモクセイ(モクセイ科)

どこからともなくキンモクセイの香りが漂ってきた。この香りがあまり好きでないという方もいるらしいが個人的には大好きで、秋の訪れを嗅覚で感じる。基本的には密集して咲いているのを遠くから見るのがきれいだが、近づいて小さな一つ一つの花を見ても意外…

シマトネリコ(モクセイ科)

シマトネリコの実が生っていた。雌雄異株で写真は雌株。モミジのような羽の付いた翼果を付ける。庭木などとしてよく植えられている。名前は樹皮につく虫が分泌する蝋物質を戸の溝に塗って動きを良くしたことに由来するそう(他の説もあり。シマは沖縄地方に…

ヒトツバタゴ(モクセイ科)

ヒトツバタゴが満開を迎えていた。真っ白で細長い花弁は、近づくとかなり変わった形の花であることが分かる。タゴ(トリネコ)に似ており、トリネコが複葉なのに対して単葉であることから名付けられたそう。ナンジャモンジャノキとも呼ばれる。 ~こちらの記…

キソケイ(モクセイ科)

ソケイとはジャスミンの中国名だそうで、黄色い花が咲くジャスミンということで名付けられたそう。実際ジャスミンと近縁ではあるが良い香りがするわけでは無い。花だけ見るとバラ科の花にも見える。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ライラック(モクセイ科)

リラ、ムラサキハシドイとも。見た目が可愛いだけで無く良い香りがする。写真の花弁は4つに分かれているが、稀に5つに分かれているものがあり「ラッキーライラック」と呼ばれて恋のおまじないに使われるそう。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadia…

レンギョウ(モクセイ科)

レンギョウが黄色い目立つ花をたくさん咲かせていた。シナレンギョウだろうか。花の色は派手な黄色だが、どの花も下を向いて咲いており控えめな様子。覗いてみると内側まで全て真っ黄色だ。ユキヤナギとの共演も見られ、コントラストがキレイだった。 ~こち…

ヒイラギ(手前、モクセイ科)とヒイラギナンテン(奥、メギ科)

手前のヒイラギはモクセイ科の植物で葉は単葉。奥のヒイラギナンテンはメギ科の植物で葉は複葉。似ているようで全然違う植物である。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ネズミモチ(モクセイ科)

実がネズミの糞のようで、葉がモチノキに似ていることから名付けられたそう。悪条件でも育つため街路樹や生け垣によく見られる。実は薬用になる。 <5/29追記>ネズミモチがあちこちで花を咲かせている。名前の由来とはにつかないかわいらしい花だ。 ~こち…