日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の植物図鑑~懐かしい草花~

田舎育ちの私が身近で見かけた草花や木花、野菜などについて紹介しています。

サトイモ科

ムサシアブミ(サトイモ科)

ムサシアブミの立派な実が生っていた。花も実も同じサトイモ科のマムシグサなどに似ており、花(仏焔苞)を馬の鐙に見立てたのが名前の由来だそう。キジカクシ科のオモトにもどことなく似ているように思った。晩秋頃にはトウモロコシ状の実が真っ赤に色づく…

ショウヨウハンゲ(サトイモ科)

6月上旬小石川植物園にて。カラスビシャクに似た花が咲いていた。以前小石川植物園で見かけたオオハンゲとは葉の形が異なるようだ。オオハンゲと同様に塊根が薬用に用いられ、その生薬が虎の掌のような形をしていることから名付けられたそう。 ~こちらの記…

オオハンゲ(サトイモ科)

小石川植物園にて。ハグロソウの隣にオオハンゲが咲いていた。葉は三つ葉のような形をしている。花は同じサトイモ科のカラスビシャクによく似ている。名前はカラスビシャクの漢名が「半夏」で、それに似て大きいことに由来する。カラスビシャク同様薬用に用…

コンニャク(サトイモ科)

コンニャクが畑のあちこちから芽を伸ばしている。塊茎であるこんにゃく芋は強い毒性があるが、適切に処理することでこんにゃくとして食すことができる。セスジスズメの幼虫の大好物で、特大の芋虫がコンニャクからコンニャクへと匍って渡り歩く姿は、風物詩…

カラスビシャク(サトイモ科)

ニチニチソウの脇にカラスビシャクが芽を出していた。葉の形が特徴的だ。乾燥させた根茎は半夏という生薬になることで有名である。これを売って小遣い稼ぎをしたことからヘソクリとも呼ばれる。サトイモ科らしいマムシグサに似た形の花を咲かせる。名前は花…

ミズバショウ(サトイモ科)

水芭蕉が咲いていた。白い部分は花弁に見えるがこれは葉が変形した苞と呼ばれる物で、中心のマイクのような部分が小さな花が集まった花である。日本各地に群生地があり、春先に一斉に咲いた様は圧巻である。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary…

マムシグサ(サトイモ科)

茎の斑な模様がマムシのように見えることから名付けられた。同時期に咲くウラシマソウに似ているが先端の細長い物が無いため区別できる。秋には赤色のトウモロコシにも似た実をつける。葉は基本的に2枚しかつけないらしく、これが食害されても新たに出ること…

ウラシマソウ(サトイモ科)

花の一部に細長い糸状の物が垂れ下がっており、それを浦島太郎の釣り竿の糸に見立てたことが名前の由来だと言われているそう。葉の形や茎の斑点は同じサトイモ科のコンニャクにそっくりで、葉の後出てくる花も似ており別名ヤマコンニャクと呼ばれる。 <5/5…