日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の植物図鑑~懐かしい草花~

田舎育ちの私が身近で見かけた草花や木花、野菜などについて紹介しています。

セリ科

ウイキョウ(セリ科)

アスパラガスのような植物に黄色い花が咲いていた。和名はウイキョウというが、フェンネルといった方が馴染みがあるだろう。そのまま食べたり香り付けに使ったりと様々に利用される伝統的なハーブで、ヨーロッパだけでなく中国でもよく使われる。葉の感じは…

ドクゼリ(セリ科)

田んぼ脇にセリ科の花が咲いていた。葉の形はセリに似ているが、草丈が大きく葉の香りもあまりしなかったことからドクゼリと思われる。名前の通りセリと間違われて食されることの多い毒草で、根元を掘ってタケノコのような根茎があれば確実にアウトだ。ドク…

イワミツバ(セリ科)

6月上旬小石川植物園にて。林の近くの草むらに白い小さな花がたくさん咲いていた。花の形を見た感じセリ科の植物で、調べてみたところおそらくイワミツバではないかと思う。三つ葉と同様食用とすることができ、エゴポディウムと呼ばれ園芸品種も存在する。小…

ムラサキミツバ(セリ科)

道端に紫色の三つ葉が生えていた。ムラサキミツバという品種らしく、葉が暗紫色であること以外は普通の三つ葉とほぼ同じようだ。この時期、緑色の三つ葉も新芽を次々と出しており、個人的には緑色の方が食欲はそそるが、紫のものもこれはこれで料理に彩を添…

ノダケ(セリ科)

まっすぐに伸びる茎や葉の付け根の鞘が竹のように見えることから名づけられたそうだが、竹とは全く無関係である。実はカレーのにおいがするらしい。生薬に用いられる。色はちょっと変わっているがセリ科らしい花の形をしている。 ~こちらの記事もおすすめ~…

カノツメソウ(セリ科)

カノツメソウが小さなかわいらしい白い花をたくさん咲かせていた。名前は根の形が鹿の爪に似ていることに由来するそう。ツルカノコソウにも似ている。花弁はよく見ると反り返ったようになっていてかわいらしく、野草を通り過ぎずに良く見る喜びを感じる。 ~…

ニンジン(セリ科)

<4/3> 播種したニンジンの種が発芽した。某テレビ番組を見てペットボトルに土を入れた容器で7本ほど栽培している。ペットボトルの大きさによりできるニンジンの大きさがどう変わるのかや、別で植木鉢にも植えているのでそちらとの違いなども見ていきたい。…

オルラヤ(オルレア)(セリ科)

人気の園芸花卉の一つでこの時期あちこちで花を咲かせている。ホワイトレースとも呼ばれ、繊細な花が美しい。セリ科らしい葉や花の形をしている。虫たちも多く寄ってきていた。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ヤブジラミ(セリ科)

以前ご紹介したヤブニンジンにも似ているが、葉の形や花の根元の子房の長さが異なる。実はいわゆるひっつき虫の一種で服にくっつく。花はとても小さく、あまり気にしたことが無かったが意外にかわいらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary…

ヤブニンジン(セリ科)

林の中でヤブニンジンを見かけた。葉が同じセリ科のニンジンに似ており、藪などの日陰を好むことから名付けられたそう。ニンジンとは異なり根を食べることはできないが若い芽は食用にできたり、薬用に用いられたりするそう。セントウソウにも似ている。 ~こ…

セントウソウ(セリ科)

ジロボウエンゴサクとともにセントウソウが咲いていた。仙人の住まい「仙洞」のような山に生えていることが名前の由来ではないかと言われているそうだが、不明としていることもある。花の形は同じセリ科のニンジンに似ている。 ~こちらの記事もおすすめ~ a…

セリ(セリ科)

春の七草としても有名な食用にできる雑草。田んぼの脇など水辺に生えるが、近年ではあまり見かけなくなった。ドクゼリなど似ているが食べられないものもあるため注意が必要。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ミツバ(セリ科)

スーパーでよく見かける糸三つ葉は細長いが、水耕栽培せずに自生しているものは写真のような短めである。しかしながらその独特の香りは健在で、非常に美味しい。買ったものよりも自生しているもののほうが香りが強いような気もする。 <5/14追記>ミツバの花…