日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の植物図鑑~懐かしい草花~

田舎育ちの私が身近で見かけた草花や木花、野菜などについて紹介しています。

アカバナ科

ウシタキソウ(アカバナ科)

小さく白い花にたくさん毛の付いたかわいらしい草が咲いていた。ウシタキソウといい、牛滝山という地名に由来する説や、身を牛の涎に見立てた説などがあるそう。以前ご紹介した同じアカバナ科のミズタマソウに似るが、毛が茎や葉にもついている点や葉に幅が…

ヤナギラン(アカバナ科)

小石川植物園にて。ヤナギランが少し咲き残っていた。葉がヤナギのように細長く、花がランに似ていることから名付けられたが、ヤナギでもランでもなくアカバナ科の植物である。同じアカバナ科のハクチョウソウに花の形はよく似ており、色はユウゲショウにに…

ミズタマソウ(アカバナ科)

ミズタマソウが咲いていた。同じアカバナ科のウシタキソウにそっくりだが葉が細長く基部は楔型で、茎や葉には毛が生えていない点で異なる。実の細かい毛に朝露がつく様子を水玉に見立てて名づけられたそう。小さな花はよく見ると蕊が長くかわいらしい。 ~こ…

ハクチョウソウ(アカバナ科)

ガウラとも。白鳥ではなく白蝶で、個人的にも最初に見たとき蝶のような花だと感じた。純白の花弁と繊細な形、長い雄しべが美しい。他のアカバナ科の植物と同じように花は萎れると少し赤っぽくなるようだ。 <2024年5月30日追記> 道路脇にハクチョウソウがも…

メマツヨイグサ(アカバナ科)

アメリカ原産の帰化植物。マツヨイグサやコマツヨイグサよりもかなり草丈が高く、道路脇や草むらで目立つ。オオマツヨイグサと草丈は似ているが花が小さいことから「雌待宵草」と名付けられた。コマツヨイグサはマツヨイグサより小さいという意味なので名前…

ツキミソウ(アカバナ科)

昼間から元気に咲いていたのでヒルザキツキミソウかと思う。以前ご紹介したユウゲショウと花の色形はそっくりだが、花がかなり大きい。淡いピンク色と葉脈状に入った筋がユウゲショウ同様とてもかわいらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadia…

コマツヨイグサ(アカバナ科)

マツヨイグサより小さく、茎は立たずに地を匍い、花は萎れると赤くなるのが特徴。待宵草の名の通り夕方に花が開くらしいが、昼間でも開いている物を見かける。月見草とも呼ばれるが、同じアカバナ科のツキミソウとは別の植物である。繁殖力が強くあちこちで…

ユウゲショウ(アカバナ科)

ツキミソウに似ているが小振りな花が咲いていた。夕方頃に花が開くことからユウゲショウと名付けられているそうだが、写真を撮った11時頃でもしっかりと花開いていた。あちこちに生えているが何分花が小さいため目に留まらないことも多いかもしれない。アカ…