日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

マメ科

ゲンゲ(マメ科)

レンゲとして知られているが和名はゲンゲ。昔は撮影した場所に群生していたが、今年は一輪しか咲いていなかった。形はマメ科らしいが、色合いがなんとも言えず美しく、群生している様は圧巻だが、一輪だけでも見とれてしまう。マメ科であり田んぼに混ぜ込む…

クズ(マメ科)

クズの花が咲いていた。あまり認知されていないかもしれないが秋の七草の一つである。濃い紫と薄い紫のグラデーションが美しい。根からはでん粉が採れ高級品として扱われるが、一方で繁殖力が強く厄介者でもある。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.haten…

ブルークローバー(マメ科)

きれいな青色のマメ科の花が咲いていた。普通に草むらに咲いていたが栽培していたものが野生化したのかもしれない。非常に濃く美しい青色をしており緑色の草むらで鮮やかに目立っていた。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

タンキリマメ(マメ科)

タンキリマメがたくさん実をつけていた。赤い鞘と黒光りする種子がきれいだ。名前は種子を飲むと痰が止まるとされていたことに由来し、痰が止まるかは定かではないが薬用になるそう。種子は光沢があり硬く、子供の頃は特に目的はないが秋になるとよく集めて…

ヤブマメ(マメ科)

ヤブマメのきれいな花が沢山咲いていた。蔓のところどころにきれいな藤色の細長い花をたくさんつけている。花の形はノササゲにそっくりだ。よく見かける雑草だがよく見るととてもきれいで秋の訪れを感じる花だ。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenad…

ヤブツルアズキ(マメ科)

藪の中にヤブツルアズキが混ざって咲いていた。黄色い花や細長いさやがアズキにそっくりだ。熟すとアズキと同様に鞘が黒くなり、中にはアズキよりも更に極小の豆が入っている。現在の小豆は本種を改良したものと言われ、小さいが食用になる。 ~こちらの記事…

ノササゲ(マメ科)

ノササゲの花がひっそりと咲いていた。ササゲに似ていることから名づけられたが、ササゲの野生種などではなく食用には向かない。キツネササゲとも。紫色の特徴的な鞘をつける。花は細長くてかわいらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.c…

シラハギ(マメ科)

真っ白なハギが咲いていた。名前は見た目の通りシラハギといい、ミヤギノハギの変種とされる。広く栽培されており、ピンク色のハギと比べると真っ白なその花は清楚なイメージを連想させる。ピンク色のものと並んで植えられていることもあり、どちらもそれぞ…

メドハギ(マメ科)

メドハギが元気よく伸びていた。ぱっと見花が咲いているように見えないがよく見ると小さなマメ科らしい花が咲いている。名前は「めどき」と呼ばれる占いに使ったことに由来するそう。花は小さいがハギそのものでかわいらしい。全体の草型はハギとはかなり異…

ヤハズソウ(マメ科)

ヤハズソウの小さな小さな花が咲いていた。名前は葉を引っ張ると矢筈形に千切れることから。よくよく見ないと花は存在すら確認できないような小さな花のため見過ごされることが多いが、小さいがマメ科らしいかわいらしい花である。 ~こちらの記事もおすすめ…

ササゲ(マメ科)

ササゲと思われる野菜が植えられており、2つの鞘の中央に花をつけるという面白い花の咲き方をしていた。大きな花はきれいな薄紫色でマメ科らしいかわいらしい花だ。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ラッカセイ(マメ科)

ラッカセイが太陽の下元気に育っていた。マメ科らしい形の黄色い花は受粉すると付け根から子房柄を伸ばし、これが地中に潜って落花生となる面白い植物である。 <10/15追記>落花生が収穫されていた。おそらくしばらく乾燥させてから収穫するためにすべて抜…

ヌスビトハギ(マメ科)

ヌスビトハギが山間にたくさん生えていた。名前は特徴的な実の形が盗人の足跡の形に似ていることに由来するという説がある。アレチヌスビトハギと同様ひっつき虫の一種でかぎ爪の付いた実は服などにくっつく。花は小さいがマメ科らしいかわいらしい花である…

フジカンゾウ(マメ科)

フジカンゾウの美しい花が見頃だ。名前は花が同じマメ科のフジに、草型が同じマメ科のカンゾウに似ていることから名付けられたそう。マメ科らしい花の形をしており、花の色は正に藤色で美しい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ヤマハギ(マメ科)

ヤマハギが咲いていた。普通ハギと言えばこのヤマハギを指し、秋の七草のハギもこれを指す。以前ご紹介したミヤギノハギは、葉の先端が尖っていたのに対し、ヤマハギは丸い葉が特徴。花は小さいがよく見るとかわいらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashit…

ネムノキ(マメ科)

ネムノキが各地で花を咲かせている。花の形も特徴的で美しいが、その名の通り夜と昼で葉が閉じたり開いたりする就眠運動をすることで知られ、植物の概日リズムの例として良く紹介される。似たような植物としてオジギソウがあるが、オジギソウは接触刺激に反…

ミヤギノハギ(マメ科)

葉の先が尖っているのでヤマハギでは無くミヤギノハギだと思う。単にハギという場合はヤマハギを指す場合が多いが、本種も広く植えられている。ハギと言えば秋の七草に数えられているが、花期は6月~10月頃で夏にも咲く。マメ科らしい形の花がとてもかわ…

ベニバナツメクサ(マメ科)

真っ赤なクローバーが咲いていた。ストロベリートーチ、ストロベリーキャンドル、クリムゾンクローバーなどの別名がある。その名の通りアカツメクサ(ムラサキツメクサ)よりも深紅といった色合いだ。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ニセアカシア(マメ科)

花だけ見ると藤のようだが、同じマメ科のニセアカシアである。ニセとついているがアカシアに似ているという意味だそう。フジは蔓性だがニセアカシアは大きな木になり、マメ科らしく窒素固定を行うため痩せた土地でも良く育つらしい。 ~こちらの記事もおすす…

ハマエンドウ(マメ科)

その名の通り海岸に生える海浜植物。葉や花・実はエンドウに似ている。花の色が鮮やかであまり色味が無い海岸においてよく目立つ。巻き付くところが少ない海岸では地面を這うようにして伸びる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

フジ(マメ科)

毎年この時期に美しい花で人々を楽しませている。写真は植木鉢の物だが、テレビなどで取り上げられる藤棚は実際に見に行くとテレビで観るより圧巻だ。また個人的には山の中などで樹木に絡みつきながら花を咲かせているフジも好きだ。フジを見に行くとよく大…

ムラサキツメクサ(マメ科)

シロツメクサに対してアカツメクサとも呼ばれる。アップで見ると花の形や色は同じマメ科のレンゲにそっくりだ。葉はシロツメクサ(クローバー)に似ているが一つ一つが大きく、また横に広がらず縦に伸びるので草型はクローバーと大きく異なる。場所によって…

スズメノエンドウ(マメ科)

カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)よりもかなり花が小さく、また花の色も薄いため花が咲いていてもあまり目立たない。ちなみにカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間的な大きさということで名付けられたカスマグサというものもある。 ~こちらの記事も…

ハナズオウ(マメ科)

この時期色々な方のお庭で見かける。葉が出る前に花が枝に直接密集して咲き、枝全体が花をまとった姿が特徴的。蘇芳というのは色の名前で黒みを帯びた赤色のことだそうだが、写真の物は品種なのか紫色に近いように思う。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2…

フサアカシア(マメ科)

ミモザとも呼ばれることもあるが、本来ミモザはオジギソウのことを指すそう。庭木としてよく植えられるギンヨウアカシアよりも巨木となり葉は長い。咲き終わりの時期でピークの見頃ではなかったがそれでも周りで桜が咲く中で存在感を示していた。 ~こちらの…

ヤハズエンドウ(マメ科)

日本各地で見られるポピュラーな雑草。和名はヤハズエンドウというそうだが「カラスノエンドウ」の名で定着している。実は中の豆を取り除いた鞘が笛となり、息を吹き込むとピーピーと音を出すことができる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary…

コメツブウマゴヤシ(マメ科)

道端でコメツブウマゴヤシが小さな黄色い花を目立たせていた。名前は実が米粒に似ていることから名付けられたそう。葉や花の形は同じマメ科のシロツメクサ(クローバー)とそっくりであるが、シロツメクサよりもかなり小さくひっそりと咲いている。 ~こちら…

シロツメクサ(マメ科)

白クローバーとして最も有名な雑草かもしれない。名前は外国からの荷物に緩衝材として詰められていたことに由来するそう。牧草としても用いられ、マメ科で痩せた土地でもよく育ちカバープランツとしても有用だが雑草としては手強い。 ~こちらの記事もおすす…