日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

きのこ農家への道 part20

2回目の栽培となるエリンギが収穫を迎えた。今回は菌床を縦割りにして断面を下にした変則的な栽培法を試したが、普通に栽培した1回目よりも収量は多いようだ。湾曲しているので販売には向かないかもしれないがきのこ栽培の無限の可能性を垣間見た。 なめこは…

ミツバツチグリ(バラ科)

ヘビイチゴだと思って一度投稿してしまったが、M_majipanさんの記事を見て「もしかして…」と思って調べてみると、どうやらミツバツチグリのようだ。花弁同士の隙間が少なかったり葉の先が尖っていることからヘビイチゴではなくミツバツチグリではないかと思…

カンスゲ(カヤツリグサ科)

細長い花茎の先端にモコモコした花が付いていた。色はなく地味な花だが形などはスタイリッシュで魅力的だ。スゲ(菅)は笠や蓑など古くから人間に利用されてきた植物だが、利用されなくなった今でもこうして花で私たちを楽しませてくれている。 ~こちらの記…

ブルーベリー(ツツジ科)

昨年我が家に迎えたブルーベリー(パウダーブルーとティフブルー)。蕾が膨らんで2週間以上経ってようやく開花した。実が美味しいのはもちろん花も可愛らしい。同じツツジ科のアセビに花はそっくりだ。今年はまだ株も小さく、もう一本のパウダーブルーもあま…

ヒメウズ(キンポウゲ科)

ヒメウズの花が咲きかけていた。辺りはツクバトリカブトの群生地でもあり葉が似ていると思ったが、烏頭(=トリカブト)に似ていることから名付けられたそう。トリカブトとは花の時期が違うので間違うことはあまりないかもしれないが、葉しか無い時期だと分…

フクジュソウ(キンポウゲ科)

フクジュソウがすっかり葉を出していた。春先に花のみが先に顔を覗かせている様子を様々な方のブログでお見かけしたが、こちらはその後葉が出てきた物。早くも毛虫が食べに来ていた。これから夏にかけて栄養を溜め込み、また来年きれいな花を咲かせてくれる…

きのこ農家への道 part19

先日収穫したシイタケを干し椎茸にしたものが完成した。約600g収穫し、およそ半分の約300gをスライスして干したが、できた干し椎茸は焼く30g。ネット情報によると生椎茸の約9割が水分とのことなのでちょうど10%となっており乾燥は十分そうだ。 ashito2.haten…

ケキツネノボタン(キンポウゲ科)

キツネノボタンが花を咲かせていた。調べてみると茎に毛が生えていることから正式にはケキツネノボタンという種類ではないかと思う。キツネノボタンは葉がボタンに似ていることから名付けられたそうだが、こちらはあまり似ていないかもしれない。黄色い小さ…

オランダミミナグサ(ナデシコ科)

よく見かける定番の雑草だが、その花は意外にもよく見るとナデシコ科らしい可憐な姿をしている。気温が上がり、雑草たちも一斉に花を咲かせ始めそうだ。普段は目にもとめないが、たまにはこうしてじっくり見てみるのも良いかもしれない。 ~こちらの記事もお…

キクラゲ(キクラゲ科)

天然のキクラゲを見つけた。肉厚で美味しそうだったが流石に採るのはやめておいた。菌床栽培で生えてきたときも感動したが、自然の中で生えているものを見つけたときはやはりまた違った感動がある。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

コブシ(モクレン科)

コブシの花が見頃を迎えていた。モクレンと比べると花びらの密度が低く、花は小さめで下を向いて咲いているものも目立つ。英名や種小名も「kobus」と言うらしい。花の裏側は淡い赤色が入っていてきれいだ。 <7/9追記> コブシとみられる実が生っていた。ハ…

フキ(キク科)

葉(茎)や若い花芽(フキノトウ)が食用に用いられる。雄の株と雌の株があり、フキノトウは雌の株のみにできる。冬の間は1枚目の写真のように小さいが春になると2,3枚目のような大きな花を咲かせ、こんな所にもフキが生えていたのかと驚かされることもある…

アセビ(ツツジ科)

正確にはアセビの近縁種かもしれない。アセビは漢字で馬酔木と書くように、葉には毒があり馬が食べるとふらつくとも言われている。シカも食べないため、動物による食害の激しい山ではアセビが目立つらしい。園芸種もあり広く栽培されている。 <3/11追記>ア…

ハクモクレン(モクレン科)

ハクモクレンの蕾がほころびかけていた。毛で覆われた蕾はコブシと似ているが、大きさ的にハクモクレンだと思われる。寒さから身を守るために固く閉じた蕾緩み、今月末には大きくて白い美しい花をたくさん咲かせてくれることだろう。 〈3/20追記〉別の場所で…

アネモネ(キンポウゲ科)

アネモネの蕾が上がってきていた。アネモネは地下茎の一種の塊茎と呼ばれる球根のような物でどんどん増え、植えていないところからも顔を出したりする。茂った葉の根元からフック状の蕾がどんどん上がってくるのを見つけるとちょっとうれしい気持ちになる。 …

ネモフィラ(ムラサキ科)

花壇にネモフィラがたくさん植えられていた。まだ葉のみで全く花の気配はないが、1か月後くらいには一面きれいな花を咲かせていることだろう。 <3/27追記>一面満開とはなっていなかったが、ネモフィラがチラホラと花を咲かせていた。透き通るような青色と…

レンギョウ(モクセイ科)

レンギョウが黄色い目立つ花をたくさん咲かせていた。シナレンギョウだろうか。花の色は派手な黄色だが、どの花も下を向いて咲いており控えめな様子。覗いてみると内側まで全て真っ黄色だ。ユキヤナギとの共演も見られ、コントラストがキレイだった。 ~こち…

ユキヤナギ(バラ科)

ユキヤナギの花が数輪だけ咲いていた。数輪だけだとただの小さくて可愛い白い花だが、細長い枝に付いた無数の蕾が一斉に開花すると、正に雪のように白い柳のように圧巻の美しい姿となる。他の蕾も大きく膨らんでいることから、そういった姿も近々見られるだ…

きのこ農家への道 part18

栽培45日目 エリンギが3回目の収穫。エリンギは始めこそ菌床上面から生えてきたが、その後は袋で覆われた側面や底面から生えてきたがため袋を剥いでみた。すると底の部分から立派なエリンギが生えてきた。3回目の収穫にして最大サイズのものが収穫できた。し…

タチツボスミレ(スミレ科)

タチツボスミレがたくさん花を咲かせていた。以前ご紹介した「スミレ」は葉が細長く尖っていたが、こちらは丸くかわいらしい葉が特徴。花は他のスミレと同じく淡い紫色と形、内側の線など近くで見るととてもかわいらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashit…

コクサギ(ミカン科)

何の実だろうかと思ったらコクサギの実とのこと。 「コクサギ型葉序」という葉が左右交互に2枚ずつ付く特殊な葉の付き方をするそう。クサギ(シソ科)の様な臭いがあることから名付けられたそうだが、コクサギはミカン科で全く別の植物である。 <5/5追記>…

ムスカリ(キジカクシ科、ユリ科)

ムスカリがきれいな青色の花をたくさん咲かせていた。少し遠くから見ても可愛く、近くで見ても一つ一つの花が可愛い。先端がわずかに白っぽい所もまた良い。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

きのこ農家への道 part17

椎茸栽培は新しい菌床を買って2回目を開始。 今回は気温が高かったせいか菌床の成熟度が高かったのか、栽培開始の2日後にはもう発生が始まった。前回より間引きを増やし数を減らしたところ、一つ一つが大きく肉厚に育ち、計600gも収穫できた(写真は半分)。前…

ウメガサソウ(ツツジ科)

ウメガサソウの去年の実が残っていた。初夏に花茎の先端に基本的に一輪だけ白い花を咲かせる。その花が梅に似ており、笠のように下を向いて咲くことから名付けられたそう。咲く頃にまた見に来てみたい。 <4/23追記>昨年の花の隣から新たな蕾が上がってきて…

オオシマザクラ?(バラ科)

オオシマザクラだろうか。真っ白な桜が満開を迎えていた。赤やピンクの桜ももちろん良いが、白い桜には高貴な雰囲気が漂う。近くにはピンクの桜も花を咲かせており、紅白でおめでたい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ロウバイ(ロウバイ科)

春先に多くの方のブログでお見かけしたロウバイ。晩成種なのだろうか、まだきれいに花を咲かせていた。半透明のきれいな花弁が魅力的だ。なおご存じの通りバイ(梅)と名が付くが、花の付き方や咲く時期などが似ているだけでバラ科のウメとは全く異なる植物…

カタクリ(ユリ科)

この日は少し遠出してカタクリが自生している公園にやってきた。まだ少し早いかと思ったが幸いにも多くのカタクリがちょうど花を咲かせているところに出会うことができた。かつては球根からとった澱粉が片栗粉として利用されていたが、現在では多くの都道府…

ミツマタ(ジンチョウゲ科)

ミツマタの蕾が大きく膨らんでいた。和紙の材料になることで有名な植物。その名の通り、写真のように枝はどこも三つ叉に分かれている。ふわふわした蕾の外層は寒いこの季節に蕾をつける花には共通するようだ。開花まであと一歩。 <3/20追記>ミツマタが見事…

カンアオイ(ウマノスズクサ科)

冬にひっそりと花を咲かせるカンアオイ。今は葉が茂るのみ。ラフレシアにも似ているようなその花は萼片だそうで、花弁は退化しているそう。ギフチョウという稀少な蝶の食草としても有名。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ギョリュウバイ(フトモモ科)

御柳と言う植物に似た葉で、梅のような花をつけることが名前の由来だそう。ただしウメとは異なりバラ科ではなくフトモモ科。花を見ると確かにバラ科の花とはちょっと違うようだ。赤とピンクの2色が咲いていた。この時期ウメも綺麗だがこちらもまたかわいらし…