日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

オルラヤ(オルレア)(セリ科)

人気の園芸花卉の一つでこの時期あちこちで花を咲かせている。ホワイトレースとも呼ばれ、繊細な花が美しい。セリ科らしい葉や花の形をしている。虫たちも多く寄ってきていた。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ネジバナ(ラン科)

家の前のコンクリートの隙間に毎年ネジバナが花を咲かせている。蕾の時は全くねじれていないが、下から徐々に花が咲くにつれてねじれていっているようだ。他の雑草とは全くことなるのその花形は見つけるとちょっとうれしくなる。 ~こちらの記事もおすすめ~…

キョウチクトウ(キョウチクトウ科)

様々な場所で赤や白のキョウチクトウが花を咲かせている。名前は葉が竹に、花が桃に似ていることから。生け垣などに良く植えられているが有毒植物としても有名で、燃やすと有毒な煙が出るため、自治体によってはゴミに出すことは禁止されている。子どもや動…

オオバコ(オオバコ科)

オオバコが花を咲かせていた。都市部では繁殖力の高いヘラオオバコが目立つが、原っぱなどではこちらがよく見られる。ツボミオオバコのように毛で覆われていない。花を2本使って引っ張り合いをすることから相撲取り草の別名もある。食用になる。 ~こちらの…

フェイジョア(フトモモ科)

フェイジョアの花が咲いていた。淡いピンクの花弁と真っ赤な雄しべのコントラストが美しい。実家にも大きなフェイジョアの木が3本あったため懐かしい。花びらは肉厚で食べると甘いことから、ヒヨドリなどがよく食べに来る。秋にはたくさんの実が生り、完熟し…

カシワバアジサイ(アジサイ科)

カシワバアジサイが堂々と咲いていた。その名の通り葉は柏のような形をしている。花は一つ一つはアジサイそっくりだが、房が丸くなく細長い点が特徴的。写真は八重咲きの品種だが一重の物もある。秋には葉が紅葉してこれもきれいだ。 ~こちらの記事もおすす…

バコパ(ゴマノハグサ科、オオバコ科)

ステラとも。一年草のようだが多年性である。開花期が長く寒さにも強いため長い間楽しめる。暑さには弱いので夏場は注意が必要。主張しすぎない柔らかな色合いと丸い輪郭がかわいらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ユキノシタ(ユキノシタ科)

その名の通り冬場も枯れずに葉をつけて越冬し、初夏にかけて花芽が伸びて白く美しい花をつける。山菜として葉を食用とすることもできる。 <5/5追記>ユキノシタの花が咲き始めた。生憎とまだほとんど咲いておらずきれいな花を撮ることはできなかったが、写…

ハンゲショウ(ドクダミ科)

ハンゲショウが水辺に繁茂していた。名前の由来は、七十二候のひとつ「半夏生(7月2日~7日頃)」の頃に花を咲かせること、もしくは葉の一部が白くなることから半分化粧している「半化粧」に由来しているという説などがあるそう。葉が白くなるのは虫を呼ぶた…

ハマボッス(サクラソウ科)

ハマボッスの昨年の実の下に新しい葉が出てきていた。崖岸などの岩場に生え、初夏に小さな白いかわいらしい花を咲かすそう。漢字では「浜払子」と書き、花の様子が法具の払子に似ていることから名付けられたそう。花が咲く頃にまた来てみたいと思う。 <6/18…

アジサイ(アジサイ科)

アジサイがあちこちで見頃を迎えている。一番上の写真のような純白の物も良いし、カラフルな物も良い。アジサイの花の色は土壌のpHによって変化することで有名で、酸性では青色、アルカリ性では赤色となる。正確には土壌が酸性化することでアルミニウムイオ…

ミヤギノハギ(マメ科)

葉の先が尖っているのでヤマハギでは無くミヤギノハギだと思う。単にハギという場合はヤマハギを指す場合が多いが、本種も広く植えられている。ハギと言えば秋の七草に数えられているが、花期は6月~10月頃で夏にも咲く。マメ科らしい形の花がとてもかわ…

ヒメヒオウギ(アヤメ科)

ヒメオウギアヤメ、ラペイルージアとも。フラミンゴのような鮮やかな赤色が美しい。名前は花が同じアヤメ科のヒオウギに似ているが小さいことに由来しており、ヒオウギとは葉が檜扇を開いた様子に似ていることから名付けられているそう。フリージアの仲間だ…

トウダイグサ(トウダイグサ科)

トウダイグサが道端に生えていた。以前ご紹介したナツトウダイと同様に枝が放射状に枝分かれして燈台のような草型となる。先端には丸い実がたくさん付いていた。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ランタナ(クマツヅラ科)

以前ご紹介したコバノランタナと花の形や付き方はそっくりだが、違いはなんと言っても花の色。コバノランタナは開花から終わりまで花の色が一定なのに対し、ランタナは写真のように咲き立ての中心部は黄色く、時間が経つと外側のようにピンクに色が変化して…

メマツヨイグサ(アカバナ科)

アメリカ原産の帰化植物。マツヨイグサやコマツヨイグサよりもかなり草丈が高く、道路脇や草むらで目立つ。オオマツヨイグサと草丈は似ているが花が小さいことから「雌待宵草」と名付けられた。コマツヨイグサはマツヨイグサより小さいという意味なので名前…

セイヨウスモモ(バラ科)

プルーンの一種。この段階だと区別が難しい。周辺には梅や桃など様々なバラか果樹が植えられており、春先はきれいな花を見せてくれていたが、緑が生い茂った中に実が付いている姿も夏らしくて好きだ。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.comas…

キウイ(マタタビ科)

小さなキウイフルーツが生っていた。これはおそらく自然に虫が受粉してくれたようだが、農家さんは受粉作業がかなり重労働となっているらしい。近年、キウイフルーツかいよう病が大きな問題となっている。感謝して食べたい。マタタビ科ということで、キウイ…

ヨウシュイブキジャコウソウ(シソ科)

イブキジャコウソウは日本原産のタイムの仲間で本種もその仲間(ヨウシュイブキジャコウソウは地中海原産)。クリーピングタイムとも。名前の通り葉からとても良い香りがする。匍匐性で繁殖力が強くグランドカバーに用いられる。花も可愛らしい。 ~こちらの…

ビヨウヤナギ(オトギリソウ科)

セイヨウキンシバイより草丈が高く1m近くになり、雄しべが直線的でなく湾曲して広がっていることからビヨウヤナギと思われるが、非常に似ており花だけ見るとぱっと見区別がつかない。花弁を観賞する花が多い中でビヨウヤナギは山吹色の花弁だけでなく同じく…

セイヨウキンシバイ(オトギリソウ科)

植え込みに植えられたセイヨウキンシバイが鮮やかな花を咲かせていた。背が低いためグランドカバーにも用いられる。その名の通り雄しべが金の糸のように長くたくさん出ている。ヒメキンシバイ、ヒペリカム・カリシナムとも。 ~こちらの記事もおすすめ~ ash…

ヤマボウシ(ミズキ科)

ヤマボウシの花が咲いていた。晴天の太陽の下真っ白な花が美しかった。名前は真ん中の丸い部分が僧侶(山法師)の頭に似ていることから名付けられたそう。秋には紅葉し、赤い実をつける。実は食用にもでき、一年を通して楽しませてくれる植物だ。 ~こちらの…

ウスユキマンネングサ(ベンケイソウ科)

線路脇に小さな多肉植物がたくさんの花を咲かせていた。マンネングサの仲間だそう。葉が見えなくなるほど密集して花が咲いており、圧巻だった。よく見ないとどこまでが葉でどこが花か分かりにくい。鋭い形の花弁が美しい。シロバナマンネングサ、セダム・ヒ…

ヤマホタルブクロ(キキョウ科)

私が最も好きな野草。名前は昔ホタルを入れて遊ばれていたことから。園芸品種もあるが、野生種の方が断然好きだ。淡い薄紫色(個体によっては真っ白だったり濃い紫だったりする)が良いアクセントになっている。細長い状態で徐々に伸びていくの蕾も、開花間…

ナワシロイチゴ(バラ科)

イチゴの中ではあまり目立たない花を咲かせる。実はイチゴそのもので、ジャムなどにして食用にできる。苗代は田んぼに植える稲の苗を育てる狭い田のことで春(4月頃)を指し、その頃に咲くことから名付けられたそう。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.ha…

キキョウソウ(キキョウ科)

この時期あちこちで見かける雑草だが、よく見ると正にキキョウにそっくりな花をしている。雑草の中では花はやや大きめで、きれいな色をしていることや背が高く伸びることから咲いているとよく目にとまる。ぜひ一度足を止めてじっくり見ていただきたい雑草の…

アサザ(ミツガシワ科)

水辺に小さな黄色い花が咲いていた。葉は睡蓮にも似ている。花は雄しべが長く雌しべが短い「短花柱花」と逆に雌しべが長く雄しべが短い「長花柱花」の2種類あり、2種類の個体が存在して初めて種子繁殖するという独特な繁殖方法を取るらしく、日本ではほとん…

オモト(キジカクシ科)

蕾のようだがこの状態で花が咲いている状態。この後赤い実がマムシグサのようにトウモロコシ状についたものを見たことがある方もいるかもしれない。名前は、株が大きいことから「大本」と呼ばれたことに由来している、赤い実を赤子に見立てて「母人」に由来…

キショウブ(アヤメ科)

キショウブが水辺に咲いていた。その名の通り真っ黄色のショウブで他のアヤメ科植物同様きれいだが、繁殖力が強く、要注意外来生物として拡散防止が呼びかけられている。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ツキミソウ(アカバナ科)

昼間から元気に咲いていたのでヒルザキツキミソウかと思う。以前ご紹介したユウゲショウと花の色形はそっくりだが、花がかなり大きい。淡いピンク色と葉脈状に入った筋がユウゲショウ同様とてもかわいらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadia…