日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の植物図鑑~懐かしい草花~

田舎育ちの私が身近で見かけた草花や木花、野菜などについて紹介しています。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ササの花(イネ科)

近所の生け垣の笹にたくさん花がついていた。非常に地味で近づかないとわからないが、イネ科らしい花だ。竹や笹は長い期間花を咲かせないことで有名だが、ここ数年一斉に咲いているというニュースを時々耳にする。竹や笹の花はめったに見られないことから不…

サフランモドキ(ヒガンバナ科)

駐輪場の横にピンク色のタマスダレが咲いていた。サフランモドキ(ゼフィランサス・カリナタ)と呼ばれるもので、きれいなピンク色の花がとてもかわいらしい。黄色の雄蕊も、その中からにゅっと伸びる雌蕊も特徴的でかわいい。日本に来た当初、サフランと同…

マテバシイ(ブナ科)

ブナ科の木がたくさん花をつけていた。実がつけばはっきりするが、葉の形や枝に溝があることからマテバシイだと思われる。一斉に咲いた花が木全体を覆い、この時期ならではの色合いになる。匂いは残念ながら良いものではなく、いわゆる栗の花のような生臭い…

コモチマンネングサ(ベンケイソウ科)

道の隅にマンネングサが咲いていた。黄色い花がかわいらしい。よく見ると葉の付け根に小さな芽がついているのでコモチマンネングサと思われる。立派な花を咲かせるが種子はできず、コダカラベンケイソウのように脇芽がぽろっと落ちてクローンで増える。ヒガ…

イヌツゲ(モチノキ科)

イヌツゲがたくさん花をつけていた。普段は地味な木だが、花が咲くと一気に華やかになる。マメイヌツゲと同様生け垣などに利用される。マメイヌツゲより葉が大きめで反り返らない。また、ツゲは葉が対生するのに対し、イヌツゲ・マメイヌツゲは互生するのが…

セイヨウマツムシソウ(スイカズラ科、マツムシソウ科)

路肩の花壇にかわいらしい花を見かけた。マツムシソウの園芸品種でスカビオサとも呼ばれているらしい。近くで見ると小さな花がたくさん集まって一つの花を形成しておりタンポポのようだ。日本の固有種であるマツムシソウはマツムシが鳴く頃(8~9月頃)に花…

ヒナキキョウソウ(キキョウ科)

空き地にヒナキキョウソウが咲いていた。小さいがキキョウ科らしい花がなんともかわいらしい。同じ帰化植物であるキキョウソウと似ているが、草丈が小さめで葉が茎を抱かず、また多くの場合先端以外の花が閉鎖花となるため先端のみ花が咲いているのが特徴。…