日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の植物図鑑~懐かしい草花~

田舎育ちの私が身近で見かけた草花や木花、野菜などについて紹介しています。

シソ科

アキノタムラソウ(シソ科)

名前は、昔軍隊のことを屯(タムラ)などと呼んだことに由来しているのではないかと言われているそう。良く似たものにナツノタムラソウがあるが、ナツノタムラソウは花から雄しべが大きく突き出しているため、写真の物はアキノタムラソウではないかと思う。…

オレガノ(シソ科)

オレガノの花がたくさん咲いていた。オレガノといえばハーブで有名だが、花も大変きれいだ。和名はハナハッカで、ハッカに似た香りがあり花が目立つことから。ハリー・ポッターシリーズにも登場する。シソ科のハーブ類はこの時期たくさん花を咲かせていてど…

ラムズイヤー(シソ科)

ワタチョロギとも。花の形はシソ科そのものでローズマリーなどとよく似ている。名前にもなっている葉の毛は、とても柔らかくいつまでも触っていたくなるような質感だ。植物は見る・食べる・嗅ぐ以外にも触っても楽しめることを再認識した。 ~こちらの記事も…

ヨウシュイブキジャコウソウ(シソ科)

イブキジャコウソウは日本原産のタイムの仲間で本種もその仲間(ヨウシュイブキジャコウソウは地中海原産)。クリーピングタイムとも。名前の通り葉からとても良い香りがする。匍匐性で繁殖力が強くグランドカバーに用いられる。花も可愛らしい。 ~こちらの…

トウバナ(シソ科)

足下で小さな花が咲いていた。小さすぎて花が付いているかどうかよく見ないと分からない。もう少し季節が進むと花が縦に伸びて塔のようになることから名付けられたそう。ひっそりと咲いている様が健気で野草らしいかわいらしさを感じる。 ~こちらの記事もお…

オドリコソウ(シソ科)

オドリコソウの花がかろうじて残っていた。ヒメオドリコソウに比べて花がとても大きい。写真では花は一つだけだが、複数の花が枝の周りに付いている様子が踊子のように見えることから名付けられた。ホトケノザと同様花のに基部に蜜があり、花をとって吸うと…

タツナミソウ(シソ科)

林の斜面にきれいな花が咲いていた。ホトケノザにも似た花はやはりシソ科で、タツナミソウというらしい。花がみんな同じ方向を向いているのがかわいらしい。花の形や付き方が波が寄せてくるように見えることから名付けられたそう。きれいな紫色と印象的な斑…

ツルオドリコソウ(シソ科)

キバナオドリコソウとも。名前は匍匐枝を伸ばして広がることから。名前の通り花の形や花の付き方はオドリコソウなどにそっくりだ。鮮やかな黄色い花が遠くからでも目立つ。写真のように(分かりづらいが)葉が斑入りのものが一般に広まっている。 ~こちらの…

セイヨウジュウニヒトエ(シソ科)

アジュガとも呼ばれる。キランソウ属ということで、確かにキランソウとそっくりで、キランソウの中心が伸びて花が咲いたような形をしている。花が何段にも咲く姿から十二単にちなんで名付けられたそう。キランソウよりも派手で園芸向きかもしれない。 ~こち…

フレンチラベンダー(シソ科)

先端に付いているヒラヒラは「苞葉」というらしく、花を守るために葉が変化したものらしい。花はその下についている濃い紫色の物だが、苞葉も含めて一つの花として美しい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ヒメオドリコソウ(シソ科)

フリフリした葉が踊り子のようだ。花はホトケノザにそっくりだが、上部の葉が赤くなるので見分けられる。春にはもっと茎が伸びるが、冬なのであまり伸びずに花が咲いていたようだ。オドリコソウより小さいため姫が付いている。 ~こちらの記事もおすすめ~ a…

ミント(シソ科)

公園の隅にミントが群生していた。良い香りがするハーブの一種であるが、非常に繁殖力が強いため、不用意に庭に植えると根絶できないほど繁殖することもある。プランターなどに植えていても根が下から地面に伸びて周りから生えてくることすらある。栽培され…

ローズマリー(シソ科)

ローズマリーの花が咲いていた。ハーブとして非常に有名で、葉や茎はとても良い香りがする。花はあまり見る機会がないかもしれないが、繊細な形と淡い色がかわいらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ホトケノザ(シソ科)

ホトケノザと聞くと春の七草のひとつのコオニタビラコを思い浮かべるかもしれないが、実はこちらの花も同じ名前だ。紫の細長い花には蜜があり吸うと甘く、密を吸ったあとは空気を上手く吹き込むと音のなるおもちゃとなる。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashit…