日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

コンニャク(サトイモ科)

コンニャクが畑のあちこちから芽を伸ばしている。塊茎であるこんにゃく芋は強い毒性があるが、適切に処理することでこんにゃくとして食すことができる。セスジスズメの幼虫の大好物で、特大の芋虫がコンニャクからコンニャクへと匍って渡り歩く姿は、風物詩…

サルスベリ(ミソハギ科)

サルスベリが見頃を迎えていた。名前は樹皮がつるつるでサルが滑り落ちそうなことから。色々な色のものが作出されており、各地に植えられて見る人を楽しませている。漢字では「百日紅」と書き、花が長く咲き続けて長い期間楽しませてくれる。 ~こちらの記事…

サルトリイバラ(サルトリイバラ科)

サルトリイバラの丸い葉が伸びてきていた。名前は茎にある棘にサルが捕らえられることから(実際には捕らえられないだろうが)。棘があるためイバラと付いているがバラ科ではない。根茎は薬用、葉や実は食用にすることができ、四国の一部では柏の代わりに柏…

カラムシ(イラクサ科)

カラムシが各地に茂っている。古くはカラムシから採った繊維が人間の生活に用いられてきた。名前は茎(カラ)を蒸して繊維を取ったことから。「ちょま」など別名が多くある。フクラスズメという蛾の幼虫の食草で、時期になると幼虫がびっしりとつき、葉や茎…

パイナップルセージ(シソ科)

パイナップルセージが元気いっぱいだ。その名の通り葉を擦るとパイナップルのような良い香りがするハーブである。サルビア・エレガンスとも呼ばれるサルビアの仲間で、秋にきれいな花を咲かせる。またうちだけかもしれないが、バッタに大人気の植物で常にオ…

メランポジウム(キク科)

メランポジウムたくさん咲いていた。小さな向日葵のような黄色い花がかわいらしい。暑い夏でも元気で、痩せた土地でも良く育つ。名前は「黒」と「足」を意味するギリシャ語から来ているそうで、茎の根元が黒色であることから名付けられたそう。 ~こちらの記…

ミソハギ(ミソハギ科)

ミソハギの花が見頃を迎えていた。写真は園芸種か。リスラムとも。盆花として良く用いられることからボンバナとも呼ばれる。名前はハギに似ており、禊に使われたもしくは溝に生えることに由来しているらしい。長く伸びる穂にたくさん付いた花がかわいらしい…

セイヨウニンジンボク(シソ科)

セイヨウニンジンボクがたくさんの花を咲かせ、蜂や蝶など多くの虫達が寄ってきていた。名前は葉が人参に似ていることから。実はチェストベリーとの呼ばれハーブとして用いられる。大きな木にたくさんの涼やかな色合いの花を咲かせており、遠目に見ても非常…

メヒシバ(イネ科)

草むらにメヒシバが群生している。名前はオヒシバと似ているが細いことから。どこにでも生えて厄介な雑草でもあるが、穂を使って引っ張り合いや飾りを作るなど草遊びの道具としても親しまれている。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com ash…

オヒシバ(イネ科)

オヒシバが道の真ん中に陣取っていた。名前は、日向に生える芝でメヒシバより太いことから。かなりしっかり根が張り、草引きの時は大変だが、大きな株をきれいに抜けると少し気持ちが良い。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com ashito2.hat…

ナツスミレ(アゼナ科、ゴマノハグサ科)

トレニアと呼んだ方が一般的だろう。ナツスミレという和名が付いているが、あまり知られておらず、またスミレの仲間でもない。ハナウリクサとも呼ばれる。暑さに強く育てやすく、暑い夏にも様々な場所で花を咲かせている。様々な色のものが作出されていて、…

フウセンカズラ(ムクロジ科)

フウセンカズラが金網に巻き付いて登ってきていた。実の大きさに似合わない小さい花がかわいらしい。その名の通り風船のように膨れた実をつける。成長が早く暑さにも強いので緑のカーテンとしてよく利用されている。実の内部は三室に分かれており、3つの種が…

アキノタムラソウ(シソ科)

名前は、昔軍隊のことを屯(タムラ)などと呼んだことに由来しているのではないかと言われているそう。良く似たものにナツノタムラソウがあるが、ナツノタムラソウは花から雄しべが大きく突き出しているため、写真の物はアキノタムラソウではないかと思う。…

コミカンソウ(コミカンソウ科)

コミカンソウがあちこちで芽吹いてきている。名前は、実がミカンのように見えることから。オジキゾウに似たその葉は、接触刺激では動かないが、ネムノキと同様に夜には閉じ昼には開く就眠運動をする。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

アカメガシワ(トウダイグサ科)

アカメガシワが咲いていた。名前は、春に出る新芽が赤く、葉が柏のように大きいことから。雌雄異株で1枚目の写真が雄花、3枚目の写真が雌花である。樹皮などが薬用に用いられるそう。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hatenadiary.com

ノカンゾウ(ツルボラン科、ススキノキ科、ユリ科)

ノカンゾウが一輪だけ咲き残っていた。濃いオレンジ色が美しい。真上を向いて太陽を全身に浴びるその姿で初夏を彩ってくれた。カンゾウの後は見た目がよく似たユリたちが次々と花を咲かせている。花たちがバトンタッチしながら季節が移ろっていく。 ~こちら…

エゴノキ(エゴノキ科)

チシャノキとも。エゴノキの実がたくさん生っていた。名前は実がえぐいことに由来するそう。実はオリーブにも似ているようだ。5月頃にぶら下がるようにきれいな花をつける。木材は将棋の駒などにも使われるらしい。 ~こちらの記事もおすすめ~ ashito2.hate…

キバナコスモス(キク科)

キバナコスモスが咲き始めていた。キバナと付いているがきれいなオレンジ色をしている。コスモスと言えば秋のイメージが強い方もいるかもしれないが、夏咲き品種と秋咲き品種があり、特にキバナコスモスは耐暑性が強く夏に最盛期を迎える。場所によっては大…