日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

ナガボノシロワレモコウ(バラ科)

水辺にナガボノシロワレモコウが咲いていた。近くには赤みがかったものも咲いていて(写真3枚目)、こちらはナガボノアカワレモコウと思われる。その名の通りワレモコウよりも花が細長いのが特徴。遠くで見ても近くで見てもかわいらしい。

 

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ミズオトギリ(オトギリソウ科)

ミズオトギリが一凛だけ咲いていた。その名の通り水辺に生えるオトギリソウで、薄いピンク色の花弁がかわいらしい。この時期水辺は蚊が多く近寄りたくないが、こういったかわいい花があると足を運んでしまう。

 

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コバノカモメヅル(キョウチクトウ科)

変種のクレマチスのような変わった花が咲いていた。コバノカモメヅルというらしく、対生する葉をカモメにたとえたという説がある。自然の中では目立ちにくい色だが他の草にはないような特徴的で美しい花だ。

 

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トラノオスズカケ(ゴマノハグサ科)

この日のお目当て、トラノオスズカケが咲いていた。見ごろではなかったかもしれないが無事に花が見られてよかった。名前は、花穂を虎の尾と鈴懸に見立てたもの。やや希少な植物らしく、また来年もみられるとうれしい。

 

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キジョラン(キョウチクトウ科)

キジョランの花がギリギリ咲いていた。漢字では鬼女蘭と書き、種子の綿毛を鬼女の髪に見立てたものらしい。蘭とついているがキョウチクトウ科の植物である。アサギマダラという蝶の幼虫が好んで食べ、含まれる毒素をため込むことで天敵から身を守っているそう。

 

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オトコエシ(オミナエシ科、スイカズラ科)

純白のオトコエシが咲いていた。名前は秋の七草オミナエシよりも逞しい姿に由来する。花の形はオミナエシと同じで近くで見るととてもかわいい。まだまだ暑いが少し秋の訪れを感じる。

 

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メハジキ(シソ科)

葉も植物体も細長い植物にシソ科らしい花が咲いていた。メハジキというそうで、茎の断片を瞼の上下に挟んで飛ばした子供の遊びに由来するそう。薬用にも用いられるそうで観賞も含めて人間の役に立つ植物である。

 

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シロネ(シソ科)

シロネの花が少しだけ咲き残っていた。背の高い草で下から順に花を咲かせているようだ。花も白いが根も白いらしく名前の由来となっている。シソ科らしい小さな花がかわいらしい。

 

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ソクズ(スイカズラ科)

ソクズの見事な花と実を同時に見ることができた。小さな花は拡大してみるととてもかわいい。白い花に混じる黄色いものは蜜壺と呼ばれ、個々の花ではなくここに蜜をためるという面白い構造をしている。別名クサニワトコといい、薬草としても用いられる。名前は漢名のサクダクが訛ったものらしい。実や若芽を食用にできるらしい。

 

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マツカゼソウ(ミカン科)

変わった葉の草に小さなかわいらしい花が咲いていた。マツカゼソウというらしく意外にもミカン科とのこと。意外なのも当然で日本ではミカン科唯一の草本らしい。花は真ん中に丸い子房?があるのが特徴的だ。名前の由来は定かではないが風に揺れる姿を見立てたものか。

 

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モミジガサ(キク科)

モミジガサが咲き始めていた。名前はモミジのような形の葉が傘のように開くことに由来する。花自体はやや地味だが蕾の頃からかわいらしい。別名シドケともいい、若い芽を食用とすることができる。

 

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ウシタキソウ(アカバナ科)

小さく白い花にたくさん毛の付いたかわいらしい草が咲いていた。ウシタキソウといい、牛滝山という地名に由来する説や、身を牛の涎に見立てた説などがあるそう。以前ご紹介した同じアカバナ科のミズタマソウに似るが、毛が茎や葉にもついている点や葉に幅があり基部が心形であることから見分けられる。

 

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アブラガヤ(カヤツリグサ科)

湿地にガマと混じってアブラガヤが穂を伸ばしていた。名前は穂が油光していたり油臭かったりすることに由来するそう。写真は花が咲き終わった後の実と思われるが細かい毛で覆われた変わった見た目をしていた。

 

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オオヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科)

野草にしては珍しい色の小さな花をつけた野草が咲いていた。オオヒナノウスツボという変わった名前らしく、花が壺型であり「ヒナ」は小さいという意味や花を雛人形に見立てたとも。名前の通り植物体は大きいが花は小さく色も目立たないのでよく見ないと咲いていることに気づかないが、近くで見ると園芸植物顔負けの美しい色・形をしている。

 

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ヒメキンミズヒキ(バラ科)

小さな黄色い花が咲いていた。キンミズヒキに似ているが花がまばらで花弁は細長く、雄蕊が少ないことからヒメキンミズヒキだと思われる。花がたくさん連なったキンミズヒキも美しいが、こちらはまた違った健気さがありかわいらしい。

 

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