日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

チカラシバ(イネ科)

チカラシバがあちこちでブラシの様な大きな穂を出している。名前は引きちぎったり抜いたりするのに非常に力を要することに由来しており、厄介な雑草の一つである。穂はフサフサで触り心地がよく、握ると手からすり抜けるように動いて面白い。

 

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ジュズダマ(イネ科)

ジュズダマが実を付けていた。昔は河原などあちこちで見かけたが最近はあまり見かけていない気がする。(実の中央にある花柱?を切れないように上手く抜くと)中央に穴が開き、糸で繋げてその名の通り数珠を作る。ハトムギは本種の食用品種を指す。

 

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コヨメナ(キク科)

ヨメナの花が咲いていた。名前は嫁のようにかわいらしい花を咲かせることに由来するという説がある。淡い紫色の花弁がとてもかわいらしく、やや後ろに反り返っていることが特徴。若い芽が食用になることでも有名。秋を代表する草花の一つだ。

 

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ヒメジソ(シソ科)

その名の通りとても小さな花を咲かせるシソ科の雑草。葉をこするとほんのりシソっぽい香りがするが食用には向かないらしい。真っ白な花が緑の草むらに映えてとてもかわいらしい。

 

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アメリカセンダングサ(キク科)

水辺にセンダングサが咲いていた。名前は葉が樹木のセンダンに似ていることから。その実はひっつき虫としても有名。花はちょっと地味だが、秋になると黄色っぽい花が咲くのが風物詩となっている。

 

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ワタ(アオイ科)

畑に植えられたワタが花と実を同時に付けていた。花は同じアオイ科のオクラやフヨウなどにそっくりだ。ワタといえば繊維の用途の印象が強いが、種子からとれる綿実油も重要な食用油の一つとなっており、人類にとって非常に有用な植物の一つといえる。

 

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ツクバトリカブト(キンポウゲ科)


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この時期は葉しか出ておらず他の植物と見分けるのが難しい。夏~秋に紫のきれいな花をつけると非常に目立ち見つけることができる。もちろんトリカブトの仲間なので根などには猛毒があるため注意が必要である。

<10/15>ツクバトリカブトが見頃を迎えていた。緑の草むらの中に鮮やかな紫色が映える。毒草のイメージが強いトリカブトだが野草の中でもトップクラスの美しい花を咲かせる。名前の由来にもなっている通り、花は横から見ると烏帽子もしくは舞楽の鳥兜のような形をしている。

 

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シロヨメナ(キク科)

シロヨメナが一株だけ咲いていた。周囲の株はまだ咲く気配すら無かったがこの株は慌てていたようだ。名前は白い花を咲かせるヨメナという事で、ヨメナは野菊の総称でもあるが、女性のようにかわいらしい花という事らしい。写真の花は少し汚れてしまっていたが、周囲の株が一斉に咲いた頃にはきっともっとかわいらしいことだろう。

<10/15追記>シロヨメナが見頃を迎えていた。以前来たときは一株だけが狂い咲きしていたが、この日は斜面が白く染まるほどたくさんのシロヨメナが咲いていた。ひとつひとつの花もかわいらしいが、まとまって咲いた様はやはり圧巻だ。

 

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ハナトラノオ(シソ科)

夏の花のハナトラノオがまだ咲き残っていた。オカトラノオと同様に花が細長く花穂につくがこちらはシソ科である。花穂(蕾の段階)が四角錐の形をしていることからカクトラノオ(角虎の尾)とも呼ばれる。

 

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ヤブマメ(マメ科)

ヤブマメのきれいな花が沢山咲いていた。蔓のところどころにきれいな藤色の細長い花をたくさんつけている。花の形はノササゲにそっくりだ。よく見かける雑草だがよく見るととてもきれいで秋の訪れを感じる花だ。

 

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ヤブツルアズキ(マメ科)

藪の中にヤブツルアズキが混ざって咲いていた。黄色い花や細長いさやがアズキにそっくりだ。熟すとアズキと同様に鞘が黒くなり、中にはアズキよりも更に極小の豆が入っている。現在の小豆は本種を改良したものと言われ、小さいが食用になる。

 

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ノササゲ(マメ科)

ノササゲの花がひっそりと咲いていた。ササゲに似ていることから名づけられたが、ササゲの野生種などではなく食用には向かない。キツネササゲとも。紫色の特徴的な鞘をつける。花は細長くてかわいらしい。

 

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ノダケ(セリ科)

まっすぐに伸びる茎や葉の付け根の鞘が竹のように見えることから名づけられたそうだが、竹とは全く無関係である。実はカレーのにおいがするらしい。生薬に用いられる。色はちょっと変わっているがセリ科らしい花の形をしている。

 

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ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

ツリフネソウが園内各所に咲いていた。名前は花の形が帆掛け船に見えたことから。他ではない独特な形と質感がとても美しい。白や黄色の品種もあるそう。花の奥に蜜がたまっており、ハチなどが潜り込んでいく様子も見られた。

 

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セイタカアワダチソウ(キク科)

セイタカアワダチソウがきれいな花を咲かせていた。名前は背が高く種子が綿毛でフワフワしていることから。強いアレロパシーを持っていることで有名でしばしば集団で生える。ブタクサと混同されて花粉症の原因と思っている方もいるが、セイタカアワダチソウは風媒花ではなく虫媒花なので花粉症には無関係だ。草木染の原料としても有名。


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