日本の野草図鑑~懐かしい草花~

日本の野草図鑑~懐かしい草花~

自然育ちの私が好きな野草や花卉、野菜について語っています。

ペラペラヨメナ(キク科)

エリゲロンとも。面白いこの和名は葉が薄くヨメナのような葉を付けることから名付けられたそう。ヒメジョオンにも似ておりペラペラヒメジョオンとも呼ばれる。園芸葉に植えられることも多く、ヒメジョオンやハルジオンよりも細く長く這うように伸びる。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

シマトネリコ(モクセイ科)

 

シマトネリコの実が生っていた。雌雄異株で写真は雌株。モミジのような羽の付いた翼果を付ける。庭木などとしてよく植えられている。名前は樹皮につく虫が分泌する蝋物質を戸の溝に塗って動きを良くしたことに由来するそう(他の説もあり。シマは沖縄地方に自生するため)。カブトムシが集まる木としても有名。また北欧神話に登場する世界樹ユグドラシルトネリコとされる。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

 

 

ヤハズソウ(マメ科)


f:id:Ashito:20220903193155j:image

ヤハズソウの小さな小さな花が咲いていた。名前は葉を引っ張ると矢筈形に千切れることから。よくよく見ないと花は存在すら確認できないような小さな花のため見過ごされることが多いが、小さいがマメ科らしいかわいらしい花である。

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

 

ツルボ(キジカクシ科)

 

ツルボがたくさん咲いていた。小さい花だがよく見るととてもかわいらしい。この時期隠れていた球根からあちこちで花を咲かせており、初秋を感じさせる。色は違うが一瞬ネジバナかとも思った。別名サンダイガサともいい、これは公家が参内する際に使う傘に似ていることに由来する。タイミングが悪いと草刈りで刈られてしまう。鱗茎は薬用に用いられるそう。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

 

 

 

モミジバフウ(フウ科)


f:id:Ashito:20220903193359j:image

f:id:Ashito:20220903193428j:image

緑の葉の中にトゲトゲの実が隠れていた。子どもの頃、落ちている茶色くなったフウの実を集めて遊んでいたことを思い出す。アメリカフウともいい、カエデに似た葉は秋には美しく紅葉する。楓(カエデ)を中国語読みでフウと呼び、楓の漢字は本来フウを指すそう。タイワンフウは薬用にも用いられる。

 

~こちらの記事もおすすめ~

 

ashito2.hatenadiary.com

 

シロバナガガイモ(キョウチクトウ科)


f:id:Ashito:20220903190334j:image

ガガイモの花が咲いていた。真っ白な花だったためシロバナガガイモと思われる。毛がたくさん生えた花はちょっと恐ろしいが癖になるかわいらしさを持っている。名前の由来ははっきりしないが、葉は山芋などに似ているように思われ、そこからイモとついたのか。種は綿毛が生えた特徴的な形をしている。葉や種子が生薬となるそう。

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

 

ワレモコウ(バラ科)

ちょっと変わった花が咲いていた。ワレモコウというバラ科の植物で、名前の由来ははっきりしないそう。日当たりの良い草地に生える。バラ科には見えないが花は独特でかわいらしい。根は生薬になる。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

 

ハマゴウ(シソ科)




ハマゴウの花が咲いていた。名前は浜辺に生える海浜植物で葉を線香に用いたことから。蔓性ではないが、浜辺を這いながら長く伸びる。花はシソ科そのものでローズマリーなどに似ている。乾燥させた実は生薬になるそう。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

 



タカサゴユリ(ユリ科)

タカサゴユリがあちこちで咲いている。テッポウユリに似ているが台湾原産の帰化植物テッポウユリとも交雑種をつくる。繁殖力が強く住宅街でもよく見かけるユリで、テッポウユリの生息に影響を及ぼすと心配されている。花自体はとても美しい。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

センニンソウ(キンポウゲ科)

センニンソウの美しい花が太陽の下元気よく咲いていた。名前は実の綿毛が仙人のひげに見えることから。十字に付いた白い花弁がとても美しい。ボタンヅルと花は似ているが葉の形などで区別できる。有毒植物で牛が食べないことからウシクワズとも呼ばれるが、根は生薬として利用されていたこともあるそう。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

ナンバンギセル(ハマウツボ科)

 

ナンバンギセルがひっそりと咲いていた。名前はその花の形から。美しい花だがイネ科に寄生して栄養を奪って育つ寄生植物である。場合によっては寄主を枯らしてしまう場合もあるそうだが、ここのススキは元気いっぱいでどちらも元気に育っているようだ。蕾の姿はおどろおどろしい。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

ススキ(イネ科)


f:id:Ashito:20220903190640j:image

ススキがたくさん穂を伸ばしていた。まだ綿毛が開いていないためシュッとしていないが仲秋の名月の頃には良い感じになっていることだろう。まだまだ暑い日が続くが秋を感じさせてくれる植物が着実に増えてきており、秋はすぐそこだと感じる。

<10/1追記>青空の下ススキが元気に咲いていた。近くには綿毛になったものも。すっかり秋だ。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

 

ヤブラン(キジカクシ科)

f:id:Ashito:20220311162321j:image

f:id:Ashito:20220311162347j:image

ヤブランの実が少し残っていた。夏にムラサキの花を細長い花茎に付け人々を楽しませてくれる。葉がランに似ていることからランの名が付くが、ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)などと同じキジカクシ科の植物だ。

<9/4追記>ヤブランのかわいらしい花があちこちに咲いていた。薄紫色をした花が長い花穂にびっしりと咲いており、遠くから見ても美しい。近くで一つ一つの花を見てもキジカクシ科らしい小さな花がかわいらしい。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

ashito2.hatenadiary.com

 

ノシラン(キジカクシ科)


f:id:Ashito:20220311162626j:image

f:id:Ashito:20220311162642j:image

ノシランがきれいな青色のみをつけていた。どこかで見たことがあるような気がしたが、同じキジカクシ科のジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の実と全く同じ色だ。個人的にはあまり美味しくなさそうな色だが、動物たちは運んでくれるのだろうか(エサの少ないこの時期に残っていると言うことは・・・)。

<9/4追記>ノシランの花が咲いていた。実からは想像が付かない豪華で美しい花だ。同じキジカクシ科の植物の花と似ている。秋にはまたたくさんの青い実をつけてくれることだろう。

 

~こちらの記事もおすすめ~

ashito2.hatenadiary.com

ashito2.hatenadiary.com

 

フヨウ(アオイ科)


f:id:Ashito:20220104184429j:image

f:id:Ashito:20220104184442j:image

夏に美しい花で楽しませてくれるフヨウ。冬は地味だが写真のような種をつけており、よく見るとおもしろい。ムクゲの近縁種である。

<9/4追記>フヨウの美しい花が咲いていた。白とピンクの大きな花が迫力があって美しい。蕾も風船のような形をしていて面白い。花だけ見るとムクゲに似ているが、花形や付き方が異なる。

 

 

~こちらの記事もおすすめ~

 

ashito2.hatenadiary.com

ashito2.hatenadiary.com