一見サボテンの実のように見えるが、実はサネカズラの実の残骸(花托の部分)。本来はこの核の周りに赤く丸い小さな実がたくさん付いているのだが、恐らく鳥などに食べられたか、落下した後なのだろう。サネカズラの美しい実は観賞用として古くから日本人に楽しまれている。
<9/4追記>サネカズラのかわいらしい花が咲いていた。実と同様に朱い色の中心部と陽が透ける白い花弁が美しい。秋に向けて実もでき始めており、ダンゴムシがかくれんぼしていた。ちなみにサネカズラは漢字では「実葛」と書くそうで、実が目立つ葛という意味。茎の粘液を整髪に用いたことから別名「美男葛」とも呼ばれる。
<11/5追記>サネカズラの実が真っ赤に色づいていた。赤く軟らかそうな実はおいしく食べられそうだが、食用には向かないそう。
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