~はじめに~
本日ご紹介するのは「ツルリンドウ」です。リンドウは園芸品種もあり、とてもきれいで有名な花ですが、ツルリンドウはご存じない方も多いのではないでしょうか。フリーのいい画像が見つからなかったので、この記事を読んで興味が湧いた方は検索して御覧下さい。
~ツルリンドウの思い出~
これまでご紹介してきた「ホタルブクロ」や「ホトトギス」は割と道端の山の斜面に見かけることができるのですが、「ツルリンドウ」はかなりレアで、少し山の中に入った薄暗い所に行かないと見つけることができず、その数もかなり少ないように思います。花が咲く前はヤマイモのような葉っぱをつけたツルなので割と見逃しがちですが、花が咲くと園芸種のリンドウにも負けない上品で美しい薄紫色の花を見せてくれます。ただ、山の中でツルリンドウを見つけるきっかけは花ではなく、なんと言ってもその実です。リンドウの仲間では珍しく、ルビーのように赤く丸い美しい実をつけるのです!暗い山の中に美しい赤い実を見つけたときの感動はなんとも言えません。花が咲いている期間は短いのですが、その時に遭遇できずとも美しい実で見る者を楽しませてくれます(花と実の共演を御覧になれた方はラッキー!)。実の中はふわふわの綿状で、その中に黒い小さな他園がたくさん詰まっています。山で見かけたら、種を取って育ててみるのもいいかもしれませんね。
~ツルリンドウ関連情報~
「リンドウ」は漢字で書くと「竜胆」と書きます。中国で有名な苦い薬である「熊胆(くまのい)」より更に苦いことから熊よりもすごい竜の胆と言う文字を当てたらしいです。別名を「胃病み草(イヤミグサ)」と言うように、根はとても苦いですが胃に効く漢方薬になるそうです。ツルリンドウも同様に漢方薬になるそうです。
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